愛子さまが卒業式に大振袖の袴を選んだ理由。そして垣間見えた「雅子さまとの共通点」
愛子さまはご卒業にあたり、宮内記者会の質問に文書でこう答えられています。「……学年の枠を超え、友人たちと一緒に授業を受けたり、直(じか)に話をして笑い合ったり、学内の様々な場所を訪れたりしたことは、私にとって忘れることのできない一生の思い出となりました」 ――色白のお肌に、桜ピンクの振袖がとっても美しく映えていました。 石原さん:透明感のある色白の肌は、おばあさまである美智子さまゆずりですね。白い肌にはピンク色がよく似合います。桜ピンクの振袖と桜ピンクの口紅を薄くつけて、髪飾りは桜の花で日本伝統の「つまみ細工」でしょうか。他のどのお嬢さんよりも古典的でかわいらしい。愛子さまの勝負カラーはピンク色ですね。 ――ほんとうに見とれてしまう美しさでした。初々しくて、まるで親戚のお嬢さまの成長を見守っているような気持ちになりました。 石原さん:短めにきりりと着付けた古典的な紺色の袴に、袴の裾より長いくらいの桜ピンクの大振袖が明るくて華やかでしたね。振袖はまるでパッチワークのような短冊柄。雅子さまのようなアカデミックガウンもすてきですが、振袖と袴姿は庶民的で、好感が持てますよね。 ――そうですね、親しみを感じました。笑顔もとてもすてきでした。
石原さん:取材陣の前に歩いてくるとき、広い歩幅でさっさっと歩いてこられましたよね。もしスーツ姿だったなら、ヒールの音がカッカッと聞こえそう。愛子さまは、きっとこれからはお仕事の場でも活発に歩かれてご活躍されることでしょう。お母さまの雅子さまがそうであったように……。お元気な歩き方は、雅子さまの影響もありそうですね。
キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。 バナー写真/JMPA 構成・文/高木香織
石原 裕子