ドジャース、9回に執念スクイズ、5連敗でストップ…殊勲のテーラー「なんとかチームを助けたかった」
◆米大リーグ メッツ2―5ドジャース=第1試合=、メッツ―ドジャース=第2試合=(28日・米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド) 悪天候のため中止となった27日(日本時間28日)の試合が、第1試合に組み込まれたメッツ―ドジャースのダブルヘッダーが28日(同29日)に行われた。ドジャースの大谷翔平投手は、第1試合に「2番・DH」で先発。5打数無安打2三振で、打率は3割2分9厘となった。第1試合前にD・ロバーツ監督が予告した通り、第2試合はベンチスタートとなった。第1試合でドジャースは延長10回、フリーマンの2ラン本塁打などで5-2で勝利。連敗を「5」でストップした。 執念のスクイズが決まった。1-2で追う9回無死一、三塁のチャンスで、それまで3打席3三振となっていたテーラーが、内角に外れた初球のシンカーを投前にバント。三塁走者のヘルナンデスが本塁に生還して、同点に追いついた。相手投手が打球処理をミスし、内野安打がついたテーラーは「サインが出る予想はしていた。最高のバントができたわけじゃないけれど、幸運もあった。ここ数週間、苦しい戦いが続いていたが、徐々に打席でのアプローチは良くなっていた。自分自身にプレッシャーをかけることなく、何とかチームを助けたい一心だった」と、大役を果たし、胸を張った。 主砲・大谷が左太もも裏痛で本調子ではない中、ドジャースは2019年4月以来となる屈辱の5連敗。前日の雨天中止でスライド登板した先発グラスノーが7回2失点と好投も、打線がつながらなかった。0-2で迎えた8回にフリーマンの左前適時打で反撃を開始。スクイズで同点に追いつき、延長10回、フリーマンの2ランなどで5-2。6試合ぶりの勝利をもぎとった。
報知新聞社