球場に集まったファン（撮影・島崎忠彦）

　DeNAに5年ぶりに復帰した筒香嘉智内野手（32）が18日、横浜スタジアムで入団会見を行った。無料で開放されたスタンドには、平日ながら9600人のファンが集結。自身がメジャーに移籍した20年以降は空き番号でもあった背番号「25」のユニホームにも袖を通した主砲は、98年以来、26年ぶりのリーグ優勝に貢献することを強く誓った。 　雨が降る中、約9600人がスタンドで応援歌を熱唱した。青いレインコートを着用して駆けつけた20代の女性は「応援歌に鳥肌が立った。うれしすぎて泣けた」と感動。「GO、GO、筒香」のフレーズを久しぶりに口にしたという40代の男性は、仕事を早退して午後6時開始の会見に駆けつけたといい「試合を見るのが本当に楽しみ。お帰りなさい」と喜んでいた。 　≪過去には新庄、斎藤佑らも公開で会見≫過去にもファン公開の入団会見が行われた。03年12月3日には米球界から4年ぶりに日本復帰となる日本ハム入りを決めた新庄剛志が札幌ドームで会見。当初非公開もファン2000人が殺到し急きょ公開した。10年12月9日には同球場で行われた斎藤佑樹の日本ハム入団会見にファン8000人が集結。FA権を行使して日本ハムから横浜（現DeNA）に移籍した森本稀哲は10年12月11日に横浜中華街で行われた会見にラーメンマンのコスプレ姿で現れ、3500人が集まった。