九州最大級の食の展示会「フードスタイル九州」で見つけた大分の逸品
大分市吉野の農園で無農薬栽培した50品目あまりのハーブを100%使用し、収穫からわずか1時間以内に加工しているため、とても香り高いと評判です。 代表の伊藤香菜子さんはハーブインストラクターの資格を取得していて、香り、味、効能にこだわった調合をしています。 カオルナファーム 伊藤香菜子代表: 「県産イチゴのベリーツやカボスのハーブティーも作りました。毎日の癒しの時間に飲んでほしいです」 香り高いハーブティーは、日常の癒しとして贈りたい一品になりそうです。 由布市からも数社が出展していました。その中の1つ、草庵秋桜四季工房が展示していたのが「フルーツピクルス」です。この日はモモ、ブルーベリー、イチジク、ナシが披露されていました。ほかにもイチゴやキウイなど様々な果物をピクルスにしています。 さっぱりとした甘みと酸味にフルーティな香り、野菜のピクルスとは一味違った一品です。 草庵秋桜若女将 太田裕美さん: 「ピクルスを食べたあとのビネガーも炭酸で割ったり、ヨーグルトに混ぜたりするとおいしいですね」 食卓に新しい発見をもたらしてくれそうです。 最後に紹介するのは、佐伯市上浦にある大地酒造の日本酒「瑞鳳」です。大地酒造は1995年、佐伯市にあった製造所を火災で焼失。その時、神棚の下にあった酒のタンクが奇跡的に1つだけ延焼を免れました。 そのタンクの酒は、そのまま保存され、仕込みから30年がたった今年、「瑞鳳」という名の酒として蘇ったのです。琥珀の色をした酒は、メープルのような香りで、まろやかなシェリー酒のような深い味わいです。 大地酒造 池田敬代表取締役: 「長年、秘蔵していた特別な酒です。限定品なので、大切な人への贈り物にしていただきたい」 フードスタイル九州で出展されていた商品は、どれも事業者の知恵と技術の結晶ともいえる商品で、大分の魅力が凝縮した逸品ばかりです。贈る人も受け取る人も笑顔になる、大分の味と香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
大分放送