「ライフラインの復旧と仮設住宅の段取り急ぎたい」馳知事が輪島市・珠洲市を視察 長期化する避難所で
馳知事は26日、能登半島地震で大きな被害に見舞われた輪島市と珠洲市を視察し、現地で被害の状況などを確認しました。 馳知事は午前中、輪島市の避難所や地震当日に発生した大規模な火災によっておよそ5万平方メートル、200棟以上が焼失した河井町の朝市通りなどを訪れました。 輪島市では26日午後2時現在、地震により101人が亡くなり15人が安否不明となっていてこのうち、朝市通りの火災では6人の安否がいまだ分からないままです。 馳知事は、輪島市の坂口茂市長から一斉捜索の結果など被害状況の説明を受けました。 午後からは珠洲市を訪れ、津波で防波堤や岸壁が破損した飯田港では、沈んだ船や流された車など爪痕が残る様子を視察しました。 今回の地震では奥能登の漁港の大半が大きな被害を受けていて、漁業の再開も大きな課題となっています。 このあと、多くの人が身を寄せる避難所に立ち寄りました。 「2次避難に行けるようにしますし、早く仮設住宅を作って戻ってこられるようにしますから」(馳知事) 「(避難所では)疲れますし、沢山の人が来たら気にもなります、プライベートもない。それは考慮しないといけない。水道、特に上下水道、仮設住宅、みなし仮設この段取りを急ぎたいと思う」(馳知事) 輪島市と珠洲市では26日現在、139の避難所に県内全体の半数以上となる5046人が身を寄せていていますが、ライフラインの復旧にまだ時間がかかることから避難生活の長期化が懸念されています。
北陸放送