カタールのレジェンド主将・ハイドスがU―23日本代表と対戦する“後輩”にエール「パリへの出場権獲得を願っています」
今年1~2月に行われたサッカーアジア杯カタール大会で、主将としてカタールを2連覇に導いたFWハイドス(アル・サッド)が、パリ五輪出場をかけてU―23(23歳以下)アジア杯を戦う同国U―23代表にエールを送った。 1次リーグを2勝1分けで突破し、25日には準々決勝で日本と対戦する。代表チームで通算183試合に出場し、41ゴールを記録したレジェンドだが、自身は五輪出場は出来なかったこともあり、「カタール代表としてオリンピックに出場することは私の夢でした。残念ながら予選通過は叶いませんでしたが、このチームが自国で行われる大会を最大限に活用し、パリへの出場権を獲得できることを願っています。どの選手にとっても、国を代表してオリンピックに出場することは夢のようだ」と、後輩たちに期待した。 自身も出場した22年W杯がカタールで開催されたことによって、「選手たちにとって、ワールドカップはより高いレベルでプレーし、自分たちにもっと多くのことを要求し、代表チームのためにより多くのことをする力を与えてくれました。それは若い選手にも伝わってくると思います」と、同国のサッカーの成長に貢献したという。 だからこそ「U―23アジアカップのような大会は、選手の成長に欠かせない大会です。若い選手たちは、より高いレベルでプレーし、新しい戦術を導入し、国のために何かを成し遂げるために自分自身を追い込むことに挑戦しています」と、五輪の出場権をかけた今大会のように育成年代の大会はとても重要だと強調した。 8大会連続五輪出場を目指す「大岩ジャパン」にとって完全アウェーの戦いとなる一戦は、自国開催のカタールにとっては多くの人の夢と希望を乗せた戦いでもある。
報知新聞社