レッドデータブック東京2014の「島しょ部」版を作成 /東京
東京都は、東京都(島しょ部)の希少な動植物のリスト「東京都の保護上重要な野生生物種(島しょ部)~東京都レッドリスト~」掲載種の解説文と写真を記したレッドデータブックを作成した。価格は1630円。都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階北側)で販売する。 都では、昨年にレッドデータブック2013(本土部)を作成。今回の島しょ部版はこれに次ぐもので、島しょ部としては初めて。レッドリストに掲載された動植物について、写真とともに、形態・生態、分布の概要、生育環境・生息環境、生存に対する脅威や保全上の留意点など、希少種保全に役立つ情報を掲載した。 掲載種例としては、小笠原諸島父島の固有種のひとつであるムニンノボタン(小笠原諸島絶滅危惧1A類)、聟島(むこじま)列島での繁殖が期待されるアホウドリ(小笠原諸島絶滅危惧1A類)、生息環境の悪化により絶滅に瀕しているオガサワラシジミ(小笠原諸島絶滅危惧1A類)など。