草津が昨春センバツ代表の彦根総合を破り初戦突破 村井稜主将「部員50人の応援の力」/滋賀大会
第106回全国高校野球選手権大会滋賀大会(9日、草津6-3彦根総合、マイネットスタジアム皇子山)草津が昨年の選抜大会出場校で、昨秋の滋賀大会3位の彦根総合を破って初戦突破した。 彦根総合は一回に中尾将内野手(3年)の適時内野安打で1点を先制。しかし、草津は四回に岡田脩那内野手(3年)が1死満塁から右翼へタイムリーを放って同点に追いつくと、野間優貴内野手(3年)が1死満塁から押し出し四球を選んで逆転した。 強い降雨により2度の中断を挟んだ試合は終盤までもつれたが、七回に草津は2四死球と敵失がらみで4点を挙げてリードに成功。六回途中から登板したエース増山史投手(3年)が八回に1点を失ったが追撃をかわして逃げ切った。 草津の村井稜主将(3年)は「部員50人の応援の力がすごく、勝ちにつながった。一戦必勝で全員で勝ち続けて絶対に甲子園に行く気持ちで戦っていきたい」と力を込めた。 彦根総合は先発した吉田康清投手(2年)と七回に登板した海鉾亨哉投手(2年)が制球を乱して四死球から失点し、本来の力を発揮できず。打線も草津先発の背番号10、横井陽輝投手(3年)を打ちあぐね、六回までに2点しか奪えなかった。宮崎裕也監督(62)は「力がなかった。相手がエースを温存していた時にリードができず、苦しくなった」と肩を落とした。