第75回エミー賞、『メディア王』『一流シェフのファミリーレストラン』が最多6部門受賞
第75回エミー賞の授賞式が、1月15日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスで開催された。 【写真】『BEEF/ビーフ ~逆上~』叫びながら車を運転するスティーヴン・ユァン エミー賞は、アメリカで放送・配信されたテレビ番組の中から優れた作品を選ぶ賞で、第75回エミー賞は2022年6月1日から2023年5月31日に配信・放送された作品が対象となる。授賞式はもともと2023年9月18日に開催される予定だったが、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)と全米脚本家組合(WGA)がストライキを実施していることを受け延期となり、年をまたいでの開催となった。 ドラマ部門では、『メディア王 ~華麗なる一族~』が作品賞のほか主演男優賞をキーラン・カルキン、主演女優賞をサラ・スヌーク、助演男優賞をマシュー・マクファディンが獲得するなど6部門を受賞し、ドラマ部門を制した。 コメディ部門で話題をさらったのは『一流シェフのファミリーレストラン』。作品賞のほか、主演男優賞(ジェレミー・アレン・ホワイト)、助演男優賞(エボン・モス=バクラック)、助演女優賞(アヨ・エデビリ)など6部門を受賞した。 リミテッドシリーズ部門では、5部門を受賞した『BEEF/ビーフ ~逆上~』が注目作に。作品賞のほか、主演男優賞をスティーヴン・ユァン 、主演女優賞をアリ・ウォンが受賞した。 ■第75回エミー賞 主な受賞結果(※受賞作は☆) ・作品賞 ☆『メディア王 ~華麗なる一族~』 『ベター・コール・ソウル』 『THE LAST OF US』 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 『ザ・クラウン』 『キャシアン・アンドー』 『イエロージャケッツ』 ・主演男優賞 ☆キーラン・カルキン 『メディア王 ~華麗なる一族~』 ジェレミー・ストロング 『メディア王 ~華麗なる一族~』 ブライアン・コックス 『メディア王 ~華麗なる一族~』 ボブ・オデンカーク 『ベター・コール・ソウル』 ペドロ・パスカル 『THE LAST OF US』 ジェフ・ブリッジス 『ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤』 ・主演女優賞 ☆サラ・スヌーク 『メディア王 ~華麗なる一族~』 ベラ・ラムジー 『THE LAST OF US』 ケリー・ラッセル 『ザ・ディプロマット』 シャロン・ホーガン 『バッド・シスターズ』 メラニー・リンスキー 『イエロージャケッツ』 エリザベス・モス 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』 ・助演男優賞 ☆マシュー・マクファディン 『メディア王 ~華麗なる一族~』 ニコラス・ブラウン 『メディア王 ~華麗なる一族~』 アラン・ラック 『メディア王 ~華麗なる一族~』 アレキサンダー・スカルスガルド 『メディア王 ~華麗なる一族~』 F・マーレイ・エイブラハム 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 マイケル・インペリオリ 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 テオ・ジェームズ 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 ウィル・シャープ 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 ・助演女優賞 ☆ジェニファー・クーリッジ 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 J・スミス=キャメロン 『メディア王 ~華麗なる一族~』 オーブリー・プラザ 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 サブリナ・インパッチャトーレ 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 メーガン・フェイヒー 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 シモーナ・タバスコ 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』 エリザベス・デビッキ 『ザ・クラウン』 レイ・シーホーン 『ベター・コール・ソウル』 ■コメディシリーズ部門 ・作品賞 ☆『一流シェフのファミリーレストラン』 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』 『アボット エレメンタリー』 『マーベラス・ミセス・メイゼル』 『マーダーズ・イン・ビルディング』 『ジュリー・デューティ ~17日間の陪審員体験~』 『ウェンズデー』 『バリー』 ・主演男優賞 ☆ジェレミー・アレン・ホワイト 『一流シェフのファミリーレストラン』 ジェイソン・サダイキス 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』 ビル・ヘイダー 『バリー』 ジェイソン・シーゲル 『シュリンキング 悩めるセラピスト』 マーティン・ショート 『マーダーズ・イン・ビルディング』 ・主演女優賞 ☆キンタ・ブランソン 『アボット エレメンタリー』 クリスティナ・アップルゲイト 『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』 レイチェル・ブロズナハン 『マーベラス・ミセス・メイゼル』 ナターシャ・リオン 『Poker Face(原題)』 ジェナ・オルテガ 『ウェンズデー』 ・助演男優賞 ☆エボン・モス=バクラック 『一流シェフのファミリーレストラン』 フィル・ダンスター 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』 ブレット・ゴールドスタイン 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』 アンソニー・キャリガン 『バリー』 ヘンリー・ウィンクラー 『バリー』 タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ 『アボット エレメンタリー』 ジェームズ・マースデン 『ジュリー・デューティ ~17日間の陪審員体験~』 ・助演女優賞 ☆アヨ・エデビリ 『一流シェフのファミリーレストラン』 シェリル・リー・ラルフ 『アボット エレメンタリー』 ジャネル・ジェームズ 『アボット エレメンタリー』 アレックス・ボースタイン 『マーベラス・ミセス・メイゼル』 ジュノー・テンプル 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』 ハンナ・ワディンガム 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』 ジェシカ・ウィリアムズ 『シュリンキング 悩めるセラピスト』 ■リミテッドシリーズ部門 ・作品賞 ☆『BEEF/ビーフ ~逆上~』 『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』 『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』 『バツイチ男の大ピンチ!』 『オビ=ワン・ケノービ』 ・主演男優賞 ☆スティーヴン・ユァン 『BEEF/ビーフ ~逆上~』 タロン・エジャトン 『ブラック・バード』 クメイル・ナンジアニ 『チッペンデールズへようこそ!』 エヴァン・ピーターズ 『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』 ダニエル・ラドクリフ 『Weird: The Al Yankovic Story(原題)』 マイケル・シャノン 『George & Tammy(原題)』 ・主演女優賞 ☆アリ・ウォン 『BEEF/ビーフ ~逆上~』リジー・キャプラン 『バツイチ男の大ピンチ!』 ジェシカ・チャスティン 『George & Tammy(原題)』 ドミニク・フィッシュバック 『キラー・ビー』 ライリー・キーオ 『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』 キャスリン・ハーン 『ちょっとステキな物語』 ・助演男優賞 ☆ポール・ウォルター・ハウザー 『ブラック・バード』 ジョセフ・リー 『BEEF/ビーフ ~逆上~』 ヤング・マジノ 『BEEF/ビーフ ~逆上~』 ジェシー・プレモンス 『ラブ&デス』 リチャード・ジェンキンス 『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』 レイ・リオッタ 『ブラック・バード』 マーレイ・バートレット 『チッペンデールズへようこそ!』 ・助演女優賞 ☆ニーシー・ナッシュ 『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』 マリア・ベロ 『BEEF/ビーフ ~逆上~』 アナリー・アシュフォード 『チッペンデールズへようこそ!』 ジュリエット・ルイス 『チッペンデールズへようこそ!』 クレア・デインズ 『バツイチ男の大ピンチ!』 カミラ・モローネ 『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』 メリット・ウェヴァー 『ちょっとステキな物語』 参照 emmys.com/televisionacademy.com
橋本光生