リゾ

“ボディ・ポジティブ”ムーブメントの先駆者と注目され、サイズや体型にとらわれず自分の体をありのままに前向きに受け入れるよう、人々を励ましているリゾ。そんな彼女が最近、減量を始め、“ボディ・ニュートラル”の方にシフトしていると『The New York Times』紙に明かした。 【写真】"ボディ・ポジティブ"の象徴的存在！グラマラスなボディに圧倒的な歌声…シンガーのリゾって？ ボディ・ニュートラルは、「社会が何と言おうと、どのような体型でもありのままで美しい」というボディ・ポジティブの考えとは違い、「自分の体型が気に入らないときがあってもいい」と中立的に許容するような考えだ。「ボディ・ポジティブの考え方は、時代遅れの主流派のコンセプトから離れて、ボディ・ニュートラルへと進化した」とリゾ。 リゾがこうしたアプローチをしたのはこれが初めてではない。2020年には『Vogue』で「現時点では、『自分はボディ・ポジティブだ』と主張するのは私の怠慢だと思っています。ラクだから。私は規範的なボディになりたい。私のボディを標準化したい」と述べていた。 リゾは自分のボディを称賛する歌を歌い、インスタグラムで自分のボディを肯定していたが、常に自分を愛せるわけではないと、『The New York Times』紙で認めている。 「私は毎日自分のボディを愛していると嘘は言えない。要するに、自分のボディに対する気持ちは日々変わるということ。大好きな日もあれば、全く前向きに考えられない日もある」 リゾは『Special Tour』を終了後、ダイエットをし、エクササイズを優先していると言う。「毎日、自分のボディに愛を注ぐ時間を作っている。ウォーキングやピラティスをやって後悔することは1日たりともない」と彼女。また、「計画を立てて、徐々に体重を落としている」とも明かした。 そんな彼女は最近、インスタグラムで歌手活動の引退を示唆。 「現実生活やインターネット上で、みんなに振り回されることにはもう耐えられない。私が望むのは音楽を作って人々を幸せにし、世界が少しでも良くなるように役立てることだけ。でも世間は私を必要としていないのかな、と感じている」「こんな目に遭うためにやってきたんじゃない」とした上で「止める」と締めくくった。 これが投稿されたのは、2024年3月28日、リゾにセクハラ訴訟を起こしている元バックダンサーの弁護士3人がテレビ番組に出演し、再選を目指すバイデン米大統領の募金活動でリゾがパフォーマンスをしたことを批判した翌日だった。