高齢女性に振り込み理由を聞くと「7億円当選した」とのメール…郵便局員が通報し詐欺被害防ぐ
ニセ電話詐欺を未然に防いだとして、福岡県警うきは署は24日、片瀬郵便局(福岡県久留米市田主丸町菅原)の局員秦昌子さん(51)と局長柴山顕さん(46)に感謝状を贈った。
同署などによると、5月28日午前11時半頃、郵便局のATM(現金自動預け払い機)コーナーに70歳代女性が訪れ、秦さんに振り込みの操作方法を尋ねた。秦さんが理由を聞くと、「7億円が当選した」などのメールが女性のスマートフォンに届いていた。詐欺を疑った秦さんがやめるように話したが、振り込もうとしたため、柴山局長とうきは署に通報するなどし、被害を未然に防いだ。
表彰式で秦さんは「詐欺が疑わしい時は迷わず通報したい」、柴山さんは「詐欺の予兆がないか、気を配って被害防止に努めたい」と話した。
大原みほ署長は「親身に対応してくださったからこそ、被害を防げた。今後もお願いしたい」と感謝した。