「日本一の学校桜」と青空と ひと味もふた味も違う?小学校伝統の「お花見給食」
長野県高森町の小学校で1962年から続く行事
長野県下伊那郡高森町高森南小学校で10日、1年生と6年生が校庭で給食を楽しむ「お花見給食」があった。1962(昭和37)年から続く伝統の行事。青空と満開の桜の下、おいしそうに食事をほおばる児童210人の笑顔があふれた。 【写真】見頃を迎えた高遠城址公園の「天下第一の桜」
同小の校内には樹齢約90年のソメイヨシノ56本があり、「日本一の学校桜」と称されて地域に親しまれ、町登録文化財にも指定されている。子どもたちはグループに分かれて校庭の端にブルーシートを敷き、満開を迎えた桜を眺めながらワカメご飯や卵焼きなどの献立を味わった。 入学したばかりの1年生はこの日が初めての給食。6年生から「おいしい?」と尋ねられると笑顔でうなずいて食べ進めた。「6年生に給食のエプロンの結び方を教えてもらった」という1年の木下琴乃美さん(6)は「桜を見ながら食べるのは楽しい」。6年の塚平陽斗さん(11)も「桜がきれいで給食の味がおいしく感じた」と話していた。