『推しの子』気になる第2期の“意味深”オープニングを考察―アクアを見守るアイは「ファタール」のアンサー?
アクアを観客席から見守るアイが泣ける
「東京ブレイド」に出演するキャラクターや迫力のある舞台シーンが次々に映し出され、OPの最後に舞台の観客席で微笑んでいるのはアイ。キャップを被りこっそり観にきたかのようなその姿は、もしアイが生きていたら……と思わずにはいられない。 「ファタール」のラストでも、「僕を見ていてね、最愛のファタール!」という歌詞が。楽曲の歌詞とリンクしていると同時に、アイはちゃんと見ているよというOPを用いたアンサーのように受け取れる。「ファタール」はアクアが抱くアイへの深すぎる愛を歌った楽曲。アクアの気持ちがアイに届いたような、ニクい演出だ。 OP映像だけでもこれだけ読み解ける『【推しの子】』は、込められたさまざまな意味合いを想像して楽しめる作品だ。それは、実は“転生もの”を表していた『【推しの子】』というタイトルがなにより物語っている。第2期の本編でも、考察のしがいがある展開を期待したい。(文:まわる まがり)
まわる まがり