【フィリーズR】11番人気エトヴプレが重賞初制覇 藤岡佑「自信がありました」
「フィリーズレビュー・G2」(10日、阪神) 波乱の結末だ。11番人気のエトヴプレが、積極策からの鮮やかな逃げ切りVを決めた。内枠を生かしてリズム良く運ぶと、最後はラチ沿いで二枚腰を発揮して後続の猛追を封じた。2着は1番人気のコラソンビート、3着には12番人気のセシリエプラージュが入り、以上の上位3頭が桜花賞(4月7日・阪神)への優先出走権を手にした。勝ち時計は1分20秒1(良)。 【写真】会心の騎乗でガッツポーズを見せる藤岡佑 殊勲の藤岡佑は「逃げようと思っていなかったし、正直なところ行く馬を行かせてと思っていましたが、押し出される形になりましたね。慌てて追いだすと内にモタれるところがあるのですが、最後の1Fもモタれずに伸びてくれました」と相棒の奮闘をたたえる。「千二の時から千四に延びて良さそうと思っていました。賞金も加算できていましたし、ここに向けてしっかりと調整できていたので、自信がありました」と力強く語った。 この勝利で桜花賞への切符をゲット。本番はさらに1Fの距離延長になるだけに、「やってみないと分かりませんが、乗った感じは千四がギリギリなので、その辺が課題かなと思います」と冷静に分析。「いいパフォーマンスが出せたし、まだまだ楽しみな馬なので、これからも応援してください」と、ファンにメッセージを送っていた。