明日18日は真冬並みの寒気が流れ込み 北海道は平地でも積雪の恐れ 関東北部も雪か
2週目(25日~30日)雨や雪の日が多い
25日(月)と26日(火)は、大陸から移動してくる高気圧に覆われるでしょう。北海道から関東にかけては広く晴れる見込みです。高気圧の中心が北日本を通過する、東海から九州では湿った空気が流れ込みやすく、所々で雨が降るでしょう。 27日(水)以降は、九州から関東にかけては太平洋側を中心に気圧の谷や湿った空気の影響を受けそうです。晴れる日が多くなりますが、29日(金)は雨の降る所が多くなるでしょう。北陸や東北、北海道は別の気圧の谷の影響や寒気が流れ込むため、雨や雪の日が多くなりそうです。 最高気温は平年並みか高い日が多くなる見込みです。11月も終わりを迎えますが、季節の進みはゆっくりでしょう。それでも朝晩を中心に冷えて暖房などを使用する機会も増えてきそうです。室内の空気の乾燥や火の取り扱いなどにご注意ください。
路面の凍結 特に注意すべき所は
雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると凍結してしまいます。中でも路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。 (1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く視界が悪いうえに、凍結しやすいのでかなり危険です。 (2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう十分スピードを落として運転しましょう。 (3)交差点やカーブも、近づく前に十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったままブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も交差点やカーブを曲がり切ってからアクセルを踏みましょう。 (4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。
日本気象協会 本社 牧 良幸