感謝込め「母の日」 福祉事業所がフラワーボックス製作 「今日は感謝の言葉を」/兵庫・丹波篠山市
5月12日は「母の日」。いつも深い愛情で家族を見守っている母親に感謝を伝える日だ。 兵庫県丹波篠山市小枕にある農福連携の就労継続支援事業所「たすきファーム」では、母の日に合わせて利用者やボランティアがフラワーボックスを製作して販売。日本園芸療法学会認定上級園芸療法士の菊川裕幸さんの指導で、箱の中にカーネーションやガーベラなどを敷き詰め、色鮮やかな贈り物を作った。 母の日は世界各地にある。アメリカでは母を亡くした少女が「生きている間に感謝を伝えるべき」と働きかけたのがきっかけで、母が好きだったカーネーションを祭壇に飾ったことから母の日にカーネーションが贈られるようになったという。 子どもと一緒に訪れ、購入した男性は、「照れくさくて妻には感謝の言葉がなかなか言えない。きょうは頑張って言います」と笑顔。事業所代表の橋元工さんは、「事業所として幅広い活動を行い、地域の方と交流しながら喜んでもらえる取り組みを進めていきたい」と話していた。