キアヌ・リーブス&サンドラ・ブロックが『スピード』30周年のイベントで再集結! 10年ぶりのツーショットにファン歓喜【SPURセレブ通信】
2024年10月8日(現地時間)、アクション映画の名作『スピード』の30周年記念特別上映会がハリウッドで開催され、キアヌ・リーブス(60)とサンドラ・ブロック(60)が揃って登場。 【写真】2006年アカデミー賞でのツーショットもプレイバック! これは非営利文化芸術団体アメリカン・シネマテークの映画祭「Beyond Fest 2024」の一環として行われたもので、2人は同作のヤン・デ・ボン監督(80)とともにQ&Aセッションに参加し、思い出話に花を咲かせた。 1994年に公開され、興行収入3億5,000万ドル以上を記録した『スピード』は、時速50マイル(約80km)以下になると爆発するという爆弾が仕掛けられたバスに閉じ込められた乗客たちを救うため、キアヌ演じる若き巡査がサンドラ演じる乗客とともに奮闘するアクション映画。 デ・ボン監督の監督デビュー作で、サンドラはこのヒットにより一躍有名スターとなり、当時注目の若手俳優だったキアヌはその人気を不動のものにした。 そんな記念すべき作品の30周年を祝うためにメインキャスト2人と監督が再会するとあって、会場のエジプシャン・シアター516席を埋め尽くした観客たちは大熱狂。スタイリッシュなブラックスタイルに身を包んだサンドラ、光沢感のあるブラックスーツを着用したキアヌは、デ・ボン監督とともにスタンディング・オベーションで迎えられたという。 米『The Hollywood Reporter』によれば、『スピード』は低予算で作られ、サプライズヒットとなったため、この作品を語るために3人が同じステージに立つのは、今回が初めてとのこと。またキアヌとサンドラは仲の良い友人として知られているが、公の場に揃って登場するのは10年ぶり以上だったとか。 なお、サンドラが公の場に姿を見せたのは、2023年8月、パートナーのブライアン・ランドール(享年57)が3年間のALS闘病の末、亡くなって以来とのこと。英誌『HELLO!』は「ブライアンの死をまだ悲しんでいるサンドラを、一晩だけでもハリウッドに呼び戻すことができるのは、キアヌと彼の自然な魅力だけだ」と報じた。 米誌『People』によると、キアヌとサンドラとデ・ボン監督はステージに上がり、米サイト『Indiewire』の編集者による50分間の質疑応答に参加。満面の笑みを浮かべながら、映画史に名を残す「CGなし」の「本物のアクション」映画の舞台裏について語り合ったという。 3人は11台のバスと22台のカメラを使った大掛かりな撮影や、まさに「ぶつかりあう」激しいスタントなどについて振り返り、キアヌは「私たちは何かおかしなことをやっているのはわかっていたよ」と冗談まじりにコメントしたそう。 また、劇中でバスの運転をまかされることになる乗客を演じたサンドラは、「私は発射体になる(バスの)ハンドルを握っていたので、1日の終わりに生きているだけで幸せだったわ」とジョークを飛ばし、「俳優として、新米として、私はみんなの安全を願ってハンドルを握っていたと思う。それは特別な経験だった」と回顧。 ちなみにサンドラは、この映画のためにバスの運転免許を取得したものの、撮影で実際に運転したことは「一度もなかった」とか。 作品に出演することになった経緯について、当初、この役を断っていたというキアヌは、人気シリーズ『ダイ・ハード』の撮影監督経験を持つデ・ボン監督と会って、「面白そうだと思った」から引き受けたと発言。 一方、ハル・ベリー(58)が断ったことで役を得たと言われるサンドラは、「他の俳優が辞退したから」仕事を得ただけだと噂どおりに説明。当時「新参者だった」自分が「まさかこの仕事をもらえるとは思っていなかった」と打ち明けた。 撮影中、キアヌとサンドラが「チームとして働き、ほとんどのスタントを自分たちでやっているのを見たとき、とても素晴らしいと思った」と振り返った監督は、「この2人の俳優たちをこれほど誇りに思ったことはない」と改めて称賛。 「彼らがやらなければならなかったことは、信じられないようなことだった。しかし、あの2人が作り上げた関係は本当に素晴らしいものだ。そして今夜スクリーンでそれを見ても、とてもリアルだった。彼らは完璧だった」と語り、2人の相性の良さに今なお驚嘆していたとか。 そしてもちろん、質問はファンが長年気になっている“第3弾の可能性”にも及び、サンドラは「高齢者バージョンね。もうスピードは出せないわよ」とジョークで回答。現在の映画業界が「それを実行に移す勇気があるのかが、もうわからない」などと話したという。 サンドラは1997年公開の続編『スピード2』への出演を後悔していると報じられてきたが、米サイト『ABC News』によれば、今年5月、ポッドキャスト番組『50 MPH』にキアヌとサンドラが揃って出演した際、2人は再共演に乗り気だったようだ。『スピード』第3弾もしくは、ファンのために再結成するような作品に興味を示したとか。 キアヌは「僕たちなら、場外ホームランをぶっ飛ばせるよ」と語り、サンドラはこう付け加えたという。「死ぬ前に、この惑星を去る前に、キアヌと私はカメラの前で何かする必要があると思っているわ」。