“悪魔の檻”総工費6250万円! WWE「イリミネーション・チェンバー」は日本史上初ゴールデンタイム無料生中継!!【週刊プロレス】
いよいよWWEのプレミアム・ライブ・イベント(PLE)「イリミネーション・チェンバー」オーストラリア・パース大会が2月24日(土)に迫ってきた。 【動画】圧倒的暴力に備えよ…カッコよすぎるWWE「イリミネーション・チェンバー」アオリVTRはこちら!
大会名にもなっている「イリミネーション・チェンバー・マッチ」は、“チェンバー”と呼ばれる総重量5.4トン、総長3.2キロものチェーンを使用した特製構築物が戦場。“チェンバー”は直径11メートル×高さ4.9メートル、総重量は9.1トンにも及ぶ。 まさに「悪魔の檻」だ。 考案は1990年代のWCWで一世を風靡した天才プロデューサーであり、2002年にWWEに移籍(2007年退団)後はRAWのGMとしても活躍したエリック・ビショフ。初お披露目は2002年11月の「サバイバーシリーズ」。総工費はなんと50万ドル(当時のレートで6250万円)と言われている。2008年から2月のビッグマッチとして年間恒例行事となり、1月の「ロイヤルランブル」と4月の「レッスルマニア」をつなぐ重要な位置づけになった。 試合形式は時間差変則金網イリミネーション戦。“チェンバー”の中にポッドと呼ばれる4つの檻を設置。試合はまず1対1でスタートし、ほかの4人はそれぞれポッド内で待機。基本5分ごとにポッドが1つずつ解放され、ピンフォールかギブアップで退場。毎年、金網天井からダイブしたり、ポッドをぶち破ったりと破天荒な攻防が繰り広げられることで有名で、最後に残った選手が勝者となる。 今年はRAW2・5セントルイス大会から予選を開催。男子はランディ・オートン(2014年勝者)、ボビー・ラシュリー、ケビン・オーエンズ、ドリュー・マッキンタイア(2021年勝者)、LAナイト、ローガン・ポールが出場。勝者は「レッスルマニア40」4・6&7フィラデルフィア大会でセス・ロリンズの世界ヘビー級王座に挑戦する。 女子はベッキー・リンチ、ナオミ、リヴ・モーガン、ビアンカ・べレア(2022年勝者)、ティファニー・ストラットン、ラケル・ロドリゲスが出場。勝者は「レッスルマニア40」4・6&7フィラデルフィア大会で女子世界王座に挑戦する。 その女子世界王座は「イリミネーション・チェンバー」2・24パース大会で王者のリア・リプリーが地元凱旋大会で防衛戦をおこなう。挑戦者は昨年9月にWWE復帰を果たしてから目に入った敵をなぎ倒し続けてきたナイア・ジャックスだ。 ほかにも統一WWEタッグ選手権試合<王者組>“ジャッジメント・デー”ダミアン・プリースト&フィン・ベイラーvs“ニュー・キャッチ・リパブリック”ピート・ダン&タイラー・ベイト<挑戦者組>が組まれており、トークコーナーの「グレイソン・ウォーラー・エフェクト」に、世界ヘビー級王者のセス・ロリンズと「レッスルマニア40」でローマン・レインズの統一WWEユニバーサル王座に挑戦するコーディ・ローデスが登場。 今回の「イリミネーション・チェンバー」は、オーストラリア・パースでの開催。ほとんど時差がないため、インターネットTV「ABEMA」にて日本史上初WWEのPLEとしてゴールデンタイム午後7時から無料生中継と視聴環境も整っている。2月24日(土)、この機会に世界最高峰のスポーツエンターテイメントを楽しむしかない。
週刊プロレス編集部