杏、長野県での撮影時に「子ども達を連れて川でピクニック」主演映画「かくしごと」舞台挨拶
女優杏(38)が8日、都内で、主演映画「かくしごと」(関根光才監督)公開記念舞台あいさつに登壇し、撮影時の子ども達との思い出を明かした。 【写真】総額約6億円ジュエリーに包まれて登場した杏 同作はミステリー作家の北國浩二氏による「噓」が原作。1つのうそをきっかけに子を守る母親の強烈な愛とうそが描かれるヒューマンミステリー。杏は、認知症の父親の介護のため田舎へ戻った千紗子を演じる。 主人公の千紗子について「社会の通年や法律を全て置いてやり切った女性」と評しつつ「自分だったら途中でブレーキがかかってしまうだろうと思ったので作品として参加して良かった」と振り返った。 事故で記憶を失った少年であり、千紗子の息子を演じた子役の中須翔真(13)は「お母さんに対しての接し方も変化がありました。最終的には『このお母さんが良い』と思うくらい優しいお母さんだと思っていたと思います」と語った。 タイトルにちなみ、撮影時の“かくしごと”について杏は「本当に子どもと川遊びしました」とフリップで回答。長野県伊那市などでオールロケで撮影を行ったため「自分の子ども達を連れて行っていたのですが、作品内容やスケジュール的に遊ぶ事が難しかったんです。川遊びのシーンを撮影した後に、空き時間があったので子ども達を連れて川でピクニックをしていました」と母の顔を見せた。 同作は原作と異なるラストが描かれている。関根監督は「私は実際に祖母が認知症だったんですが、昔だったので知識がなかった。世の中に知識があったら、当時の祖母にもより優しくできたのではないかという想いがあったので、このようなラストにしました。原作には後日談もあるので、そこでも楽しめるのではないかと思います」とアピールした。 杏は16年「オケ老人!」以来8年ぶりの長編映画主演作の公開に「誰かに話したくなる映画。どう思うか、疑問を投げてみたり、何度も味わって欲しい作品です」とコメントした。 奥田瑛二(74)関根監督も出席。