「第96回アカデミー賞」山崎貴監督、役所広司らがレッドカーペットに登場
世界最高峰の映画賞、映画芸術科学アカデミー主催の「第96回アカデミー賞」授賞式が現地時間10日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターでスタート。今回、『君たちはどう生きるか』『ゴジラ-1.0』『PERFECT DAYS』がノミネートされている。日本作品が3作品ノミネートされるのは、アカデミー賞史上初めて。授賞式前のレッドカーペットでのコメントと写真が到着した。 【画像】ノミネート3作品の関係者が集結 日本映画で初めて視覚効果賞にノミネートされた『ゴジラ-1.0』からは、山崎貴監督、VFXを担当した白組の渋谷紀世子氏、高橋正紀氏(※高=はしごだか)、野島達司氏などが出席。 山崎監督らはゴジラシューズをはいてレッドカーペットを歩き、「すごく写真を撮られて…。(ゴジラシューズは)受注生産です」(山崎)とニッコニコ。同作は、「チームの少なさと予算の低さ」でも注目を集めており、山崎監督は「いま、VFXの予算が膨れ上がっているので、おそらくその部分が評価の一つの材料になっているのかな」とも話していた。また、野島氏はスティーブン・スピルバーグから「水の表現がすばらしかった」とほめられたことも明かしていた。 長編アニメ映画賞にノミネートされたスタジオジブリ・宮崎駿(※崎=たつさき)監督の『君たちはどう生きるか』チームの中島清文氏は「宮崎監督とは特に話してはないですが、知らないふりをしてほんとは(賞が)ほしいと思います」と推察し、「この作品はジブリの作品の中で、アメリカやそのほかの国でも最も多くの方に見てもらえている。反響の多さをうれしく思っています」とコメントした。 国際長編映画賞にノミネートされた『PERFECT DAYS』のヴィム・ヴェンダース監督にぴったり寄り添ってレッドカーペットを歩いた役所広司は「国が違っても、人には共通するものがあるんでしょうね。大都市の人たちには響くんじゃないですかね」とレッドカーペットの雰囲気をかみしめている様子。ヴェンダース監督も「マーティン・スコセッシとロバート・ダウニー・Jr.と一緒に写真を撮ることができました」と少年のような笑顔を見せていた。 「第96回アカデミー賞授賞式」の模様はWOWOWにて放送・配信中。