「ありがとうと伝えた」農業高校生が育てた牛の『ススゴロウ』830キロまで成長 和牛甲子園に出発 宮城
東北放送
全国の高校生たちが育てた和牛の肉質などを競う「和牛甲子園」が16日、東京で開かれ宮城からは、県農業高校が出場します。大会を前に学校では、牛の出発式が行われました。 【写真を見る】「ありがとうと伝えた」農業高校生が育てた牛の『ススゴロウ』830キロまで成長 和牛甲子園に出発 宮城 名取市の県農業高校。和牛甲子園に挑むのは3年生4人と2年8か月に渡って育てた「スズゴロウ」です。16日からの大会を前に一足早く、送り出すことになりました。 和牛甲子園は、全国の農業高校の生徒が育てた「和牛の肉質」と「飼育管理の工夫」を競います。 県農業高校では、環境保全に着目したエサの開発やゲップから出るメタンガス削減の研究を続けながら最高ランクの肉質の「仙台牛」を目指してきました。 県農業高校3年 星碧虎さん: 「仙台牛を和牛甲子園を通してたくさんの人に知ってもらうことを目指している」 生徒たちの情熱が注がれて830キロまで大きくなったスズゴロウ。みんなで力を合わせてトラックに載せます。一人ひとりが顔をなでて送り出しました。 県農業高校3年 阿部優愛さん: 「すごく悲しい寂しい。自分も成長できたし、スズゴロウも成長できたなって」 県農業高校3年 星碧虎さん: 「ありがとうと(スズゴロウに伝えた)。和牛甲子園は集大成となる大会なので最優秀賞目指して頑張りたい」 和牛甲子園には全国から40校が参加し16日から2日間、東京で行われます。 県農業高校はこれまで上位入賞には届いていません。生徒たちは、スズゴロウとともに悲願の最優秀賞を目指します。
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