インフルエンザ猛威「今シーズンは2回以上かかる可能性」なぜ 感染した人も接種した方がいい? 【#みんなのギモン】
いま都内で流行しているインフルエンザのウイルスは主に、「A型 H1」と、よく香港型とも言われる「A型 H3」の2つです。東京都によると、いま検出されている割合はH1が4割ほどで、H3が6割ほどとなっています。 去年の冬に多かったH3が収束しないまま、9月ごろからH1も増えてきました。大川院長は、「それぞれ免疫が違うため、1度H3にかかった人が今度はH1にかかる可能性がある」と話しています。 さらに、12月以降はB型がはやる可能性もあるため、そうなると3回感染してしまう恐れもあります。大川院長によると、2回目以降のインフルエンザにかかっても通常の治療や薬で問題ないそうです。 今月、インフルエンザに感染した人はそのつらさを話していました。今月、インフルエンザ陽性となった都内在住の女性は、40℃の発熱があったといいます。 都内在住(30代) 「40℃って経験したことがなかったので、頭が熱いというか、重いというか爆発しそうになる。コロナは2022年8月の終わりに1度かかってまして、ダントツ今回の方が比べものにならない、別の病気です」 女性は、40℃の発熱の経験をしてから「新型コロナウイルスもインフルエンザもかかりたくないので、緊急事態宣言のときと同じくらい感染予防は気をつけている。インフルエンザ、2回目は絶対にかかりたくない」と話していました。 女性は、新型コロナのワクチンしか頭になくインフルエンザのワクチンは3年ほど受けていなかったということで、ワクチン接種は必ず受けるようにしたいとも話していました。
■ワクチン接種 すでに感染した人は?
学校や会社などでワクチンの集団接種をするのはこれから、という人も多いのではないでしょうか。その接種が始まる10月よりも前にかかった人が、今年は例年よりも多いということになります。 まず、今年の秋冬に接種するインフルエンザのワクチンの供給予定量は、成人の量に換算して約6242万回分となっていて、例年よりも多く供給される予定です。 大川院長のクリニックでは、接種初日の今月1日、100人以上の人が接種し、今月はすでに2000人以上がワクチンを打ったといいます。これは例年の10月よりは比較的多いということです。 そしてすでに感染した人についても、別の型に感染してしまう可能性があるため、大川院長は「感染した後1週間から2週間あけて、接種した方がいい」と話しており、体調などを考慮して早めのインフルエンザワクチンの接種を検討した方がよさそうです。 ◇ 本格的な寒さを迎えるこれからの季節は、出掛ける機会も増えるのではないでしょうか。油断せずにマスクや手洗いなど、改めて基本的な感染対策を心がけましょう。 (2023年10月30日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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