ＴＢＳドラマ「笑うマトリョーシカ」の制作発表に出席した左から原作者の早見和真、玉山鉄二、水川あさみ、櫻井翔

女優、水川あさみ（４０）が２６日、東京都内で行われたＴＢＳ系主演ドラマ「笑うマトリョーシカ」（２８日スタート、金曜後１０・０）の制作発表に出席。第１話の試写会を兼ねて一般の５００人を招待し、共演の玉山鉄二（４４）、嵐・櫻井翔（４２）とトークセッションを行った。 物語は、水川演じる新聞記者が若き人気政治家（櫻井）と有能な秘書（玉山）の〝奇妙な関係〟を暴こうと、彼らを取り巻く黒い闇を追うサスペンス。 同世代の３人からは撮影現場での息ぴったりエピソードが次から次へと飛び出した。水川は「楽しいですね。同じ時代を生きてきた心から尊敬できる２人とこの年齢になって一緒の作品に携われる喜びがある。ふざけたりできるし、それがあるからシリアスなシーンにもっていける関係性が築けている」としみじみ。 水川とは約２０年前に共演にしている櫻井は「おしゃれなワインの話をしたりね。現場に持ってきてくれて大人になったな」と水を向けると、「ナチュールワインのことね。私はあげたくてしょうがないの。大人になったでしょう」と満面の笑み。 同じワインの話を水川から聞かされていた玉山も相槌を打ち、「現場の空気を誰よりもよくしてくれて、スタッフに対する距離感や気遣いがとても誇らしい」と座長・水川を絶賛。櫻井に対しては「政治家としての説得力があるので、思い切った芝居ができる」と言葉に力を込めた。 櫻井は「恐れ多いです」と照れながら、「玉山さんのせりふを真似しながら見ていたけどできなかった。表現力がすごいなと思いました」とヨイショ合戦。 そこへ山本周五郎賞作家の原作者、早見和真氏（４６）がサプライズで登場。「政治の世界というよりも人間の業（ごう）を書きたかった。映像の話はこないと思っていたので意外でした」と明かし、「水川さんの役は小説ではストーリーテラー的な存在ですが、生身の人間が演じることでモンスター２人にどう挑んでいくのかドラマが楽しみ」と期待した。 早見さんは１話にゲスト出演しており、「せりふもあります。マージャン卓で『ポン』と言ってます」と笑わせた。