パリパラ自転車で金の杉浦選手ら市長表敬、出合、高千帆小で児童と交流【山陽小野田】
山陽オートレース場で練習を重ね、パリ・パラリンピックで金メダルを獲得した杉浦佳子選手(53)=静岡県出身=ら自転車競技日本代表チームの6人が15日、山陽小野田市役所を訪れ、藤田剛二市長にパラリンピックでの成績を報告した。出合小、高千帆小では児童と交流した。 杉浦選手は女子ロードレースC1-3で連覇。川本翔大選手(28)=広島県出身=は男子トラック3000㍍パシュートC2で4位、藤田征樹選手(39)=北海道出身=は男子ロードタイムトライアルC3で7位、Bクラス(視覚障害)2人乗りタンデムで木村和平選手(27)=北海道出身=とペアを組む三浦生誠選手(23)=岩手県出身=は男子トラック1000㍍タイムトライアルで6位などと、全選手が入賞を果たした。 報告会には4選手と権丈泰巳監督、沼部早紀子ヘッドコーチが出席。市役所ロビーでは、大会前に応援フラッグをプレゼントした有帆小5、6年生31人がチームを歓迎し、ねぎらいの気持ちを込めて花束を贈呈した。 子どもたちは、杉浦選手が持参した金メダルに興味津々。首に掛けてもらった5年の森龍嗣君は「この重さに、選手の努力を感じた」と話した。 杉浦選手は「前半の3種目がメダルに届かず落ち込んでいた時に、選手村で子どもたちのメッセージを改めて読んだ。『笑顔でゴールして』との言葉で気持ちを切り替えられた」と感謝。この日は市ふるさと大使の第1号として藤田市長から委嘱状を交付され、自転車を通じたさらなる市民との交流を誓った。