【衆院選 終盤情勢】埼玉7区 立民小宮山、自民中野が激戦
埼玉新聞社は24日、衆院選の埼玉県内16小選挙区の終盤情勢を分析した。(敬称略) 【注目の埼玉7区をルポ】(川越市、富士見市) 自民、立民とも父からの保守支持層継ぐ 前回もわずかな差 自民逆風と野党共闘解消のプラスマイナスは? 割って入る維新、共産
■埼玉7区の立候補者 佐藤一馬 33 共 新 中野英幸 63☆自 前(1) 小宮山泰子 59☆立 前(7) 伊勢田享子 47☆維 新 立民小宮山と自民中野の激戦。2人の背を共産佐藤と維新伊勢田が追う展開だ。中野と小宮山は、いずれも大票田の川越市を地盤とし、地元選出の元衆院議員を父親に持つ。前回は、中野が5500票余りの差で逃げ切り、小宮山は比例復活当選となった。 再選を目指す中野は、持ち前の組織力をフル稼働させる一方、党関係者との街頭演説や繁華街の練り歩きで支持拡大に努める。自民支持層を固めつつ、公明支持層へも浸透を図っている。 15年ぶりの小選挙区勝利を見据える小宮山は、立民支持層のほか、父の故重四郎からの一定の保守票に支えられてきた。選挙戦ではスポット演説や駅立ちを重ね、無党派層の取り込みもうかがう。 共産の県内小選挙区の候補者で最年少の佐藤は「若者の声に応える政治」を訴える。伊勢田は2度目の挑戦。「2児の母親」を前面に、保守色の強い層にもアプローチする。
※掲載は届け出順。敬称略。年齢は投票日の10月27日時点での満年齢。☆は比例北関東ブロックとの重複立候補を表す。党派の略称は、自由民主党=自、立憲民主党=立、公明党=公、日本共産党=共、日本維新の会=維、国民民主党=国、れいわ新選組=れ、社会民主党=社、参政党=参、みんなでつくる党=み、諸派=諸、無所属=無。前、元、新は前職、元職、新人の略。(数字)は当選回数。(いずれも埼玉新聞調べ)