【変わる空港】広さが2倍になった国際線ラウンジをお披露目「とんこつラーメン」「めんたいフランス」が軽食メニューに 新たなフードコート・2本目の滑走路・管制塔も建設中 福岡空港
FBS福岡放送
福岡空港の国際線ラウンジが27日、リニューアルオープンします。魅力ある新たな施設づくりを推進している福岡空港が目指すのは、東アジアトップクラスの国際空港です。
こちらはリニューアルオープンを前に25日、お披露目された福岡空港国際線のラウンジです。 ■樋口淳哉記者 「新しくなったラウンジは滑走路を一望できるほか、壁には福岡県の伝統工芸品があしらわれるなど、非日常的な空間が広がっています。」
“福岡造り”をコンセプトに、軽食のメニューには博多名物のとんこつラーメンや、めんたいフランスなど19品が新たに加えられました。
日本らしさを取り入れた風情あるリラックスゾーンや、スマートなビジネスゾーンが設けられています。広さは従来の2倍以上です。27日からビジネスクラスの利用客が使うことができます。 ■福岡国際空港 国際施設開発推進部・平嶋俊介課長 「これから旅客数が引き続き伸びていくと見込んでいますので、多くのお客様を心地よい空間でおもてなしする。皆様に愛される空港を目指していきたいと思います。」 福岡空港は、旅客数を2023年度のおよそ2500万人から、30年後には3500万人まで増やすことを目指しています。快適に利用してもらおうと現在、多くの場所で改修工事が進められています。
国際線のターミナルビルでは、延べ床面積がおよそ2倍となる増築工事が行われています。保安検査場や免税店を拡張し、フードコートを新設する予定で、2025年3月のグランドオープンを予定しています。 一方、ビルの外では。 ■樋口記者 「国際線のすぐ近くにも工事車両が止まっています。工事が進められているのは、新しい管制塔です。」
福岡空港では航空機の混雑や遅延が長年問題となっていて、現在、2本目の滑走路が整備されています。これに伴い、高さが従来の3倍、94メートルの管制塔を建設中で、10月末にも完成の予定です。
国内線でも工事は進んでいます。空港直結だった立体駐車場は今後、建て替わり、商業施設、ホテル、バスターミナルが一体となった複合施設が計画されています。完成は2026年度の予定です。 福岡空港が目指す「東アジアトップクラス」の国際空港へ、着々と整備が進められています。