J1・3連覇&アジアクラブナンバー1目指すヴィッセル神戸 始動のようすに見た頼もしさ
新シーズンを始動した、サッカー・J1のヴィッセル神戸。始動日と新加入選手&ユニフォーム発表会を取材したラジオ関西のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』パーソナリティー・芥田愛菜美さんが、その模様をレポートします。 【写真】ヴィッセル神戸応援番組でパーソナリティーを務める芥田愛菜美 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 1月8日(水)の新チーム始動日、私もメディア公開練習の取材のため、ヴィッセルの練習拠点であるいぶきの森球技場に行ってきました。当日は好天に恵まれ、1月にしては暖かいなと感じられたなか、始動日ということもあって、あまり選手たちに負荷をかけないような、どちらかというとウォーミングアップ中心のトレーニングに。それでも、久々に集まってサッカーをできるのがすごく楽しそうな雰囲気が選手たちから伝わってきました。 始動日には今シーズンの背番号も発表され、MF齊藤未月選手が5番、MF佐々木大樹選手がクラブのエースナンバーとされる13番に。DF初瀬亮選手は海外クラブへの移籍のための交渉中、MF森岡亮太選手の去就は未定ということで、このあたりは今後の発表を待ちたいなと思います。 練習後の囲み取材の際、選手たちはJ1リーグ戦など試合が楽しみという話をされていたのですが、それとともに、「まずはしっかりキャンプで力をためて、試合に向けて身体づくりをしていきたい」と、準備を大切にする思いも述べていました。 一方、1月13日(月)には「ヴィッセル神戸 30周年~2025新加入選手・ユニフォーム発表会~」が神戸・ハーバーランドの神戸新聞松方ホールで開催されました。 余談ですが、この取材に伺ったとき、ヴィッセルのファン・サポーターから、11日に発表した私の結婚に関するお祝いメッセージや拍手もいただき、本当にありがとうございます! さて、阪神・淡路大震災が発生した1995年1月17日がクラブの始動予定日だったヴィッセル神戸。今年でクラブ創立30周年を迎えます。これまでの歴史をたどる映像からスタートしたイベントでは、早速、クラブ30周年のロゴが発表されました。 「初年度から大事にしている白と黒の縦縞のストライプを基調にし、現在のクラブカラーであるクリムゾンレッドの円を中央に模した。同時に日の丸を表現しており、本年度アジア・世界に向けてさらに羽ばたきたい、日本を代表して戦いたい、日本を代表するクラブになりたいという強い想いを込めたロゴになっている」と説明したのは、クラブを運営する楽天ヴィッセル神戸株式会社の千布勇気代表取締役社長です。 震災30年という節目の年になりますが、千布社長からはチャリティーマッチなど震災関連イベントを通じて「震災の怖さや学びを風化させないように地域に貢献していきたい」という話もあり、サポーターとして、ヴィッセルに関わる1人としても、改めて防災への意識を高めていくとともに、普段の試合のみならずチャリティーマッチなどのイベントも盛り上げていければという思いになりました。 新加入選手・ユニフォーム発表会については、クラブのエバンジェリストを務める元日本代表DF槙野智章さんと、広報部の林哲也さんがMCを務めるなかで進行されました。 槙野さんからも「昨年以上にヴィッセル対策など研究をされる年になるので、そこをどう上回って戦い抜くのか。対ヴィッセルというJ1リーグ戦になるのが、ポイント」という話もありましたが、まさにヴィッセルが今年も主人公になるのではと思わずにはいられません! 楽しみが膨らみますね! 新加入選手・ユニフォーム発表会で、新たにお披露目された新ユニフォーム、皆さん、いかがですか? 昨年発表されたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)用のユニフォームに続いてタスキ柄が採用された“新戦闘服”は、「想いをつなぐ、未来へつなぐ。」がテーマに。エンブレムの上にはタイトルを示す星が4つ付きました! 素敵です!! そして、今年はJ1王者のエンブレムだけでなく、天皇杯優勝のワッペンもつけられるのがまたいいですよね! 30周年ロゴも入った新ユニフォーム、1stタイプは早速、予定枚数が完売し「在庫なし」になっているようで……人気の高さがうかがえるとともに、私は乗り遅れてしまいました(涙)。次の販売があるまでは、Vが2つ付いた二冠達成の優勝記念グッズを身につけて応援できればと思います! 新ユニフォームのモデルには、佐々木選手とGK前川黛也選手が登場。前川選手は「洗練されたデザイン」と話していましたが、ACLEと同じく、“世界を見ている”ユニフォームになっているのかなと私自身は感じました。 そして、佐々木選手の「13」はよく似合ってましたね! 槙野さんからの質問を受けて「ユースから育ててもらっていて、この番号の意味を理解して育ってきたので、この番号をつけるとなったとき、素直にうれしかった」「僕から『付けれるのであれば付けさせてほしい』と(申し出た)」と背番号変更の思いを明かした佐々木選手。「僕らしい13番を作っていければ」と抱負を述べていましたが、佐々木選手らしい13番、期待していますよ! 新加入選手たちの紹介では、それぞれの選手から頼もしいコメントを聞くことができ、皆さんの活躍が楽しみになりました。そのなかで、個人的に気になったのは、東京ヴェルディから加わったMF橋本陸斗選手です。 チームにはすでにDF広瀬陸斗選手がいるため、ヴィッセルに「リクト」が2人そろうことに。記者さんからは「どう呼ばれたいか?」という話も寄せられていましたが、「リクトとしか呼ばれたことがないので、練習で広瀬選手への『リクト!』という声にも反応してしまう。何と呼ばれてもいいので、サポーターの皆さんで決めてほしい」と新たな呼び名を募集していました。「ハシリク」などになるのか……実際の呼び名がどうなるのかにも注目したいと思います! さらにヴィッセル神戸U-18でチームメイトだったDF山田海斗選手とMF濱崎健斗選手(※「崎」=たつさき)は、囲み取材のなかで、お互いのいいところについても答えてくれました。 山田選手から見た濱崎選手は、「ユースでずっと(一緒に)やっていたが、攻撃はケントから始まるので。後ろでボールをおさめたりもできますし、ドリブルで自分で運んで、ゴール前のクオリティーは、彼のすごくいいところ」と1コ下のアタッカーを絶賛。濱崎選手は山田選手について、「守備では失点しそうなところを何回も身体を張って防いでくれる。攻撃では高さをいかして得点を決めることができる」と、その特長を語ってくれました。今後が楽しみな2人には、ぜひ、佐々木選手や山川選手のように成長してくれることを願いたいものです。 ※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』より
ラジオ関西