デジタル競技場を紹介 誹謗中傷対策も議論―民間のスポーツ産業推進組織
民間企業が参画し、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代におけるスポーツ産業振興などに取り組むスポーツエコシステム推進協議会は15日、東京都内でイベントを開催した。 来春から民営化される国立競技場(東京都新宿区)の運営に携わるNTTドコモは、通信などの最先端技術を活用した運営戦略などを紹介した。 選手への誹謗(ひぼう)中傷対策も議論。ビッグデータを活用し、中傷コメントを分析する海外の取り組みなどが説明された。パリ五輪・パラリンピックを振り返り、元競泳五輪メダリストの松田丈志さんは、日本オリンピック委員会(JOC)が発表した中傷を非難する声明が抑止力になったと指摘。「役職がある人たちが声を出していくことが大事だというのを実感した」と語った。