“ボケない小唄” みんなで歌って健康に「ひとり暮らしの高齢者が “集い”」送迎サービスも《長崎》
NIB長崎国際テレビ
高齢化が進む諌早市小長井町で、一人暮らしの高齢者の交流の場を作ろうと「集い」が開かれました。
(ボケない小唄) 「頭使って おしゃれして元気ある人 ボケません」 三味線の音に合わせ、にぎやかに歌を楽しんでいるのは、諌早市小長井町でひとり暮らしをする、70歳以上の高齢者です。
諫早市小長井町は、2021年4月に過疎地域に指定されています。 現在の高齢化率は約42%。
社会福祉協議会こながい「支えあいの会」は、閉じこもりがちなひとり暮らしの高齢者のふれあいと孤立感の緩和を目的に年に1度、集いを開いています。 久しぶりの交流に参加者も、会話がはずみます。
(80代) 「集まって話をするのが楽しみ。一人で家にいるより(楽しい)。ありがたい」 (90代) 「生きがい、楽しみ。ボケていられない」 また新たに始まったのが、送迎サービスです。
社会福祉協議会が市の補助を受け、軽自動車を2台購入。 日常生活で移動手段の確保が困難な高齢者を対象に、通院や買い物などをサポートします。 (70代) 「よかった。乗り心地も最高で、運転手さんも上手」
(小長井地区社会福祉協議会 徳永 秋男 会長) 「小長井の場合は、特に交通が不便。私たちもそのうちお世話にならないといけないかもしれない。10年、15年先を見据えて、役に立ちたい」 社会福祉協議会は今後も地域住民同士で協力し、必要な支援を行っていきたいとしています。