18歳松下知之が初の大舞台で強さ示す オリンピックは「大好きです!」“執念のスパート”でつかんだ銀メダル /競泳400m個人メドレー
◇パリオリンピック2024 競泳 男子400m個人メドレー 決勝(大会3日目=日本時間29日、ラデファンス・アリーナ) 【画像】レース後に拳を高く突き上げる競泳・松下知之選手 競泳の400m個人メドレー決勝で18歳の松下知之選手が4分08秒62で銀メダルを獲得。「自分をほめてあげたい」と笑顔をみせました。 序盤は世界記録保持者のレオン・マルシャン選手(フランス)が先行し、瀬戸大也選手も積極的なレースをする展開。松下選手はじりじりと2位集団へ詰め寄り、4番手でラスト50mへ。「無我夢中という言葉通り、壁に向かって全力で泳ぎ切るだけでした」と執念のスパートで銀メダルを獲得。 「本当に一生に一度しか味わえないんじゃないかというくらい歓声を聞いて、自分は幸せだなと思いながら、この雰囲気に身を委ねて気持ちよく泳ぎました」と振り返りました。 インタビューをつとめたこの種目でリオ五輪金メダリストの萩野公介さんは、「僕は初めてのオリンピックが終わったときオリンピック好きだなってなったんですけれど、この舞台はどうですか?」と尋ね、松下選手は「大好きです!」と即答。 「ここまで苦しい思いばかりだったので練習で、最後くらい自分をほめてあげたい。このレースはご褒美だという気持ち」と振り返りました。 ▽男子400m個人メドレー結果 優勝 4分02秒95 レオン・マルシャン(フランス)※オリンピック記録 2位 4分08秒62 松下知之 3位 4分08秒66 カーソン・フォスター(アメリカ) 7位 4分11秒78 瀬戸大也