『ジョーカー2』やせ細ったホアキン・フェニックスの新場面写真 歴代“ジョーカー”俳優も
10月11日に日本公開される『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の新場面写真が公開された。 【写真】レジャーがジョーカー役を務めた『ダークナイト』では、レジャーがジョーカー役 第76回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞に輝き、第92回アカデミー賞では最多11部門にノミネートされ、ホアキン・フェニックスが主演男優賞に輝いた2019年の映画『ジョーカー』。本作はその続編にして完結編で、第81回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への出品も決定している。 本作のフェニックスをはじめ、ジョーカーはこれまで、ヒース・レジャー、ジャレッド・レト、ジャック・ニコルソンらが演じてきた。 前作『ジョーカー』では、コメディアンを夢に見て、「笑いのある人生は素晴らしい」と信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがく心優しい孤独な男が、理不尽だらけの世の中で悪のカリスマ“ジョーカー”へと変貌を遂げるまでが描かれた。第92回アカデミー賞では、ジョーカーを演じたフェニックスが主演男優賞の栄冠を手にし、作品賞、監督賞、脚色賞を含む最多11部門にノミネートされ賞レースを席巻した。 2008年に公開された『ダークナイト』では、レジャーがジョーカー役を担当。世界の秩序を壊すことを信条に掲げるジョーカーは幾度となくバットマンと対峙し、スーパーパワーを持たずしても世界に混乱をもたらしていく。そんなジョーカーを演じるためにレジャーは6週間ホテルに1人で閉じこもり、ジョーカーとして日記をつけたり、精神異常者のマインドを理解するために専門書を読みこむなどの徹底的な役作りを行った。レジャーは第81回アカデミー賞で助演男優賞を受賞した。 全員終身刑クラスの極悪人で作られたチームが、減刑のために成功率ほぼ0%のデスミッションに挑む『スーサイド・スクワッド』では、レト演じるジョーカーが登場。入念な役作りを行うことで知られるレトは精神病患者と面会したり、共演者に銃弾などをプレゼントする狂気的なサプライズを行うことで本作でもジョーカーへの理解を深めていた。緑色のオールバック、白い肌に彫り込まれたタトゥーや口元を輝かせる銀歯など、インパクトのあるジョーカーに扮した。 ティム・バートンが監督を務め、『シャイニング』で知られるニコルソンがジョーカー役で登場したのが『バットマン』。ニコルソン演じるマフィア幹部ネイピアが、バットマンとの戦闘で化学薬品が入ったタンクに落ちたことで、全身の肌が白く変色し、笑顔の表情がこびりついたジョーカーへと変貌を遂げる。観る者を恐怖に陥れる強烈なキャラクターは、原作に最も近いジョーカーとも言われている。 実写作品だけではなく数々のアニメーション作品でも登場してきたジョーカーたち。レゴブロックの世界を舞台にした『レゴ®バットマン ザ・ムービー』では、俺様主義でわがままなヒーローとして描かれるバットマンと、そんな彼に“最強の敵”と認めてもらうために奔走するジョーカーの対決が描かれた。 『ニンジャバットマン』は、犯罪都市ゴッサムシティの犯罪者たちが、戦国時代の日本にタイムスリップするという異色のストーリー。歴史改編を目論む最狂の愉快犯ジョーカーは、この世界でもバットマンと相対することに。なお、続編となる『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』の製作も決定している。 『異世界スーサイド・スクワッド』は、ドラゴンが飛び交う魔法の世界“異世界=ISEKAI”を舞台に、ハーレイ・クインやジョーカーの活躍が描かれるTVアニメシリーズ。常軌を逸した思考で、混沌と狂気をもたらすジョーカーと、ハーレイ・クインの間で織りなされる恋模様も描かれている。
リアルサウンド編集部