【日本株】2024年に株価が急騰しそうな「すぐ2倍株」の2銘柄! ウルトラマンで大化け期待の「円谷フィールズ」、株価低迷で割安感が出てきた「エムスリー」に注目
【新NISA】1年以内に“株価2倍”も期待できる「すぐ2倍株」の2銘柄! 割安感が出てきた「エムスリー」と「円谷フィールズホールディングス」に注目! 【図版】ブーム到来で株価倍増が期待できる銘柄 ●強固なビジネスモデルに対して売られ過ぎの「エムスリー」や、 強力IPが武器の「円谷フィールズホールディングス」に注目! 2023年を振り返ってみると、株価が特に大きく上昇したのは「Chat GPT」が話題となり注目を浴びた「生成AI」関連銘柄だった。注目テーマに関連する株は、1年以内などの短期間で株価が倍増することもある。 ダイヤモンド・ザイでは、2024年にブームが来て急騰しそうな株を「すぐ2倍株」と命名。ここでは、アナリストなどの専門家20人から多く名前が挙がった「すぐ2倍株」2銘柄を紹介しよう(※株価などのデータは1月4日時点)。 一つ目の銘柄は成長株の雄・エムスリー(2413)だ。 エムスリーは医療従事者向けの情報サイトを手掛ける企業。業績を拡大させてきたが、期待先行による株価急騰の反動や、利益成長の鈍化懸念、米国の利上げを背景として、株価は2021年1月に1万円を超えた高値から約80%下落。PERは過去10年の平均約80倍から、約30倍まで低下している。そのため、そろそろ反発すると見る専門家は多い。 「医療従事者向けのサイト『MR君』で製薬企業の情報を提供。コロナによる需要拡大観測で株価が急騰しました。目下、治験情報などにビジネス領域を拡大中。強固なビジネスモデルには何ら変化は起きておらず、売られ過ぎでしょう」(経済ジャーナリスト・和島英樹さん) 「急成長に伴う人材不足で外部コンサルを起用し、利益圧迫で株価が急落。足元では外部コンサルを削減できる状況になり、数年後には自社採用で対応できる道筋が立ちました。PER、PBRの面で見ても現在の水準は割安です」(山和証券・志田憲太郎さん) 続いて紹介する「すぐ2倍株」は円谷フィールズホールディングス(2767)だ。 円谷フィールズホールディングスは、もともとパチンコ機の製造販売業がメインだったが、最近はウルトラマンを中心としたコンテンツビジネス業に業態転換中。かつては、パチンコ関連株のバブル崩壊のあおりを受けて株価が低迷したが、回復が見込まれている。 マーケットコメンテーターの岡村友哉さんは「2022年は株価が5.3倍になるなど、超絶高成績だった人気株です。ウルトラマンは中国で人気が沸騰していますが、円谷フィールズホールディングスは2024年にトレーディングカードなど商品開発を拡大する予定。ウルトラマンIPの価値が注目されることで、株価は安値圏からの浮上に期待できそうです」と分析。 フェアトレードの西村剛さんは「第2四半期は売上高59%増、経常利益57%増と大幅増益でしたが、市場予想を下回って株価が下落。ただ、通期予想は達成可能と見ます。ウルトラマンなどのコンテンツビジネスが海外を中心に成功すれば、株価は大化けする可能性が高いでしょう」と見ている。
ザイ編集部
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