安倍首相「緊急事態」早期収束に「今がもっとも大切な時期」衆院予算委
安倍晋三首相は28日午前、衆議院予算委員会で、新型コロナウイルス感染拡大防止へ向けて政府が出した「緊急事態宣言」について「『緊急事態』を早期に収束に向かわせるには、今がもっとも大切な時期」との見方を示した。自民党の岸田文雄政調会長への答弁。 【動画】安倍首相ら全閣僚出席し衆院予算委 補正予算案を審議
新型コロナウイルス対策を盛り込んだ補正予算案を審議する予算委員会で、基本的質疑の1番手として質問に立った岸田政調会長は、安倍首相に何を重視して感染対策に取り組んできたか、「緊急事態宣言」の延長や解除をどう考えるか、についてただした。 安倍首相は「まずは一人でも多くの命を救い守り抜いていくこと。そのためには重症化を防ぐことに最重点を置いてきた。現在、日本では爆発的な感染拡大には至っていない。欧米と比べれば、死者の数は抑えられている」との認識を示した上で、「地方への感染拡大が見られている。この闘いは長期戦を覚悟する必要がある」と強調。「この『緊急事態』を早期に収束に向かわせるには、今がもっとも大切な時期。国民に行動の自粛を強くお願いしている。大変な協力に感謝したい」と述べた。
《質疑予定者》
28日の質疑は午前9時から休憩をはさみ午後4時まで行われる。登壇予定者は以下の通り。(敬称略) ・岸田文雄(自民)9:00~9:40 ・田村憲久(自民)9:40~10:06 ・斉藤鉄夫(公明)10:06~10:36 ・枝野幸男(立憲)10:36~11:26 ・渡辺周(国民)11:26~12:00 ==休憩== ・渡辺周(国民)13:00~13:10 ・玄葉光一郎(社保国民会議)13:10~13:53 ・大西健介(国民)13:53~14:36 ・大串博志(立憲)14:36~15:18 ・前原誠司(国民)15:18~16:00