台湾最大規模の旅行博に延べ36万人 売り上げ過去最高更新の旅行会社も
(台北中央社)台湾最大規模の旅行博「台北国際トラベルフェア」(ITF)が4日、4日間の日程を終えて閉幕した。主催の台湾観光協会によると、前回を約2万人上回る延べ36万4563人が来場したという。また大手旅行会社のライオントラベル(雄獅旅遊)やコーラツアー(可楽旅遊)などは過去最高の売り上げを達成した。 ホテル・ロイヤル・グループ(老爺酒店集団)は、会場とオンラインを合わせた今年の最終的な売り上げを2億2千万台湾元(約10億4800万円)と見込む。売り上げが2億元を突破したのは3年連続だとした。 シェラトングランド台北(台北喜来登大飯店)などを運営するマイ・ハンブル・ハウス・グループ(寒舎集団)も全体で1億5千万元(約7億1400万円)を売り上げた。 ライオントラベルは、今年の購買意欲は高かったとした上で、会場での売り上げは前年を2割上回り、1億元(約4億7600万円)を超えたと説明。全体の売り上げは12億元(約57億1500万円)超に達したと明らかにした。 また海外旅行の目的地として最も人気だったのは日本で、次いで欧州と韓国が続いた。国内旅行では鉄道関連や東部の花蓮、台東方面の商品が好評だったとしている。 コーラツアーは、個人旅行商品の人気と購買意欲が特に高く、全体の売り上げは前年比5割以上増の3億元(約14億2900万円)超になるとの見込みを示した。 (余暁涵/編集:齊藤啓介)