（左から）中川大志、吉沢亮、佐野ひなこ

　1993年から1999年まで「週刊少年ジャンプ」（集英社）にて連載され当時の読者からの支持を得た人気コミック『地獄先生ぬ～べ～』。7月には新アニメの放送が決定したばかりだ。ここでは2014年10月期に連続ドラマとして放送された実写版をフィーチャー。生徒役を演じたキャストを振り返ってみたい。 【写真】ドラマ『地獄先生ぬ～べ～』で生徒たちを演じた豪華すぎるキャストをチェック 　『地獄先生ぬ～べ～』はシリーズ累計発行部数2900万部を記録している原作：真倉翔・作画：岡野剛による学園オカルト漫画。学校の怪談や都市伝説などをモチーフに、「鬼の手」を持つ霊能小学校教師・ぬ～べ～こと鵺野鳴介が、妖怪や悪霊の脅威から生徒を命がけで守る姿をときにコミカルに活写していく。本作は96年にテレビアニメ化されたほか、アニメ映画やOVA、ゲーム、小説などさまざまなメディアに展開。さらに2014年には丸山隆平（SUPER EIGHT）を主演に迎えて実写化。原作コミックでは小学校教師だった鵺野は高校教師に改変され、童守高校を舞台に物語が展開された。キャストには丸山のほか、桐谷美玲、速水もこみち、知英、山本美月らが名を連ねている。 ■中川大志 　丸山ふんする鵺野が担任を務める童守高校2年3組に所属する立野広を演じたのは、2011年放送の『家政婦のミタ』で一躍脚光を浴びた中川大志。中川は本作放送の翌年にドラマ『南くんの恋人～my little lover』（フジテレビ系）で主演を務めたほか、2018年には、劇場版も製作された主演ドラマ『覚悟はいいかそこの女子。』（MBS・TBS系）も放送。2019年放送の連続テレビ小説『なつぞら』（NHK総合）では広瀬すず演じる主人公・なつの夫でアニメーション演出家の坂場一久を演じた。今年は出演した映画『夏目アラタの結婚』『チャチャ』の公開が控えている。 ■吉沢亮 　2年3組の木村克也を演じたのは前年にドラマ『ぶっせん』（TBS系）で主演を務めていた吉沢亮。本作放送後には数多くのテレビドラマや映画『オオカミ少女と黒王子』『銀魂』シリーズへの出演など着実にキャリアを重ね、2018年公開の映画『リバーズ・エッジ』では監督の行定勲、主演の二階堂ふみとともに、第68回ベルリン国際映画祭のレッドカーペットにも参加した。2021年には大河ドラマ『青天を衝け』の主演に抜てきされ、2022年には『PICU 小児集中治療室』（フジテレビ系）で月9ドラマ初主演を務めた。今年9月20日には主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が、2025年には主演映画『国宝』の公開も控えている。 ■佐野岳 　同じクラスの白戸秀一を演じたのは前年にドラマ『仮面ライダー鎧武／ガイム』（テレビ朝日系）で主演を務めていた佐野岳。本作放送の翌年、佐野は日曜劇場『下町ロケット』（TBS系）に出演し若き技術者・川本浩司を演じて注目を集めると、2017年放送の日曜劇場『陸王』（TBS系）では長距離ランナー・毛塚直之を演じた。その後もテレビドラマ、映画、舞台と幅広く活躍。今年10月には出演した映画『日めくりの味』が公開される。プライベートでは2023年5月にタレントの沢口けいこと結婚したことを発表した。 ■清水一希 　生徒の山口晶を演じたのは、スーパー戦隊シリーズ『海賊戦隊ゴーカイジャー』（テレビ朝日系）のゴーカイグリーン（ドン・ドッゴイヤー）役で出演していた清水一希。『地獄先生ぬ～べ～』放送後には、舞台で活躍したのち、2022年5月に自身のSNSで新会社の設立を発表。現在は芸能プロダクションの取締役社長として活躍している。