たったひとつの工夫で劇的においしくなる!?達人に聞いた「豚の生姜焼き」のつくりかた
定番の家庭料理である豚の生姜焼きは、町中華でもよく見かける人気メニューのひとつ。そこで今回、町中華への造詣が深いライターの増田剛己さんに、生姜焼きのつくりかたを調査・実践してもらいました。 【画像】たったひとつの工夫で劇的においしくなる!?達人に聞いた「豚の生姜焼き」のつくりかた
一般の家庭でもすぐに実践できるひと工夫!
今回の記事を執筆するに際して、何人かの町中華の大将においしい生姜焼きのつくりかたを教えていただきました。おもしろいのは、同じつくりかたというのはなくて、それぞれお店で工夫をこらしたつくりかたをしているということです。 今回は、そのなかから一般の家庭でもすぐに実践できる工夫を選んでみました。また最後のまとめでは、手間はかかるけれどおいしくなる方法も紹介しておきました。
簡単につくるなら「豚バラ肉」がおすすめ!
豚の生姜焼きに使うお肉はいくつかありますが、簡単かつおいしくつくりたいならバラ肉をチョイスするのがおすすめ。バラ肉であれば普通に焼いてタレをからめるだけでおいしくできるからです。 タレは人それぞれ好みもあるでしょうが、「簡単においしく」というテーマに沿うなら、醤油、日本酒、みりんを合わせて、そこへおろした生姜を加えるというものがシンプルだけどハズレがありません。 前述のとおり、バラ肉であればこのタレをからめて焼くだけで十分においしい豚の生姜焼きになるでしょう。
【ひと工夫】大さじ1の片栗粉をまぶすと劇的においしくなる!?
一方で、豚こまや肩ロースなど脂身が少ないお肉はパサついて、タレをからめただけでは正直おいしくありません。そんなときは片栗粉をまぶす方法を試してみてください。 茶こしなどで片栗粉を肉にまんべんなくかけていきます。茶こしを使わなくてもふりかけてもみこんでも大丈夫です。また、お皿の上で片栗粉をまぶさなくてもフライパンに入れてからでも大丈夫です。 このひと工夫で、豚の生姜焼きは劇的においしくなるんです! 片栗粉をよくまぶしたら、サラダ油を入れてよく焼きましょう。
【これも重要】焼くときはお肉をあまり触りすぎない
お肉を焼くとき、箸などでお肉を動かしながら焼く人も多いと思いますが、できれば、動かさずにそのまま置いておくほうがいいそうです。ステーキなどを焼くときと同じですね。 しっかりと焼き色がついたら、ひっくり返しましょう。お好みでくし切りにした玉ねぎをいっしょにいためてもいいでしょう。