山下美夢有が3打差首位で決勝へ “撤退”の上田桃子は予選落ち
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(15日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71)◇曇り(観衆1697人) 【画像】高級便器と記念撮影する小祝さくら 年間レース2位の山下美夢有は4人が並ぶ首位タイから出て8バーディ、2ボギーの「65」で回った。10月「富士通レディース」に続く今季2勝目へ後続に3打差をつける首位で決勝に進む。 「きょうはまだ、ショットも安定はしていたと思います。2,3mくらいのいい距離のバーディパットが決まってくれた」とうなずきつつ、「まだミスもある。しっかり修正して、明日いいラウンドができたら」と週末の優勝争いを見据えた。 小祝さくら、鈴木愛、政田夢乃、川岸史果ら7人が通算9アンダー2位に並んだ。 すでに年間女王を決めている竹田麗央は5バーディ、1ダブルボギーの「68」。柏原明日架とともに通算8アンダー9位。 今季シードの濱田茉優はイーブンパー64位、小滝水音は2オーバー77位、菅沼菜々は4オーバー88位でそれぞれ予選落ち。シード喪失が確定となった。 今季限りでのツアー撤退を表明している上田桃子は4バーディ、3ボギー「70」でプレーし、4オーバー88位で予選落ちとなった。今季のツアー優勝者、メルセデスランキング上位者らに絞られる次週のシーズン最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」(宮崎CC)の出場権はなく、今大会が“ラストマッチ”となった。 ホールアウト後に行われた上田のセレモニーに参加した山下は、「20年間、同じことを続けるのはすごいこと。上田さんみたいになりたい気持ちを強く持っていた。もう会場で会えないっていうのは寂しいですけど、私自身がもっともっと頑張って、いい報告ができるように」と誓った。 <上位成績> 1/-12/山下美夢有 2T/-9/内田ことこ、政田夢乃、竹田麗央、鈴木愛、ささきしょうこ、川岸史果、ウー・チャイェン 9T/-8/小祝さくら、柏原明日架 11T/-7/臼井麗香、大里桃子、桑木志帆