スズキ・エブリイワゴンを買って車中泊仕様のDIYカスタマイズに挑戦! [ベース車編]
カスタマイズカーは高い? 理想のクルマをガチで買って確認してみた!
空前の車中泊ブームが到来しています。コロナ禍でのキャンプブームをきっかけにテント泊より快適で安心、安全なアウトドア体験として、軽バンやワゴンの車内をキャンピングカーのような宿泊仕様にカスタマイズして楽しむ人が増えています。 【塗装中の様子を画像で見る】 今まさにアウトドア用のクルマを検討しているという人も多いのではないでしょうか? ですが、初めて車中泊用のクルマを買う人にとって、通常の乗用車と違うためいろいろと疑問があります。費用はどれだけかかるの? ノーマルのクルマを買って少しずつ改造する「後カスタマイズ」と、カスタマイズされたクルマを買う「前カスタマイズ」のどっちが得? など、難しい問題が盛りだくさんです。 そこで今回は、車中泊用のクルマはおろかクルマの購入もすべて超初心者である筆者が、実際に軽ワゴンのカスタマイズカーを購入。金額感や初心者の疑問を解決します!
車中泊に向いているクルマをまずは押さえよう!
最初に、車中泊に適しているクルマは何かを知っておくことが大切です。兎にも角にも、必須なのがクルマで寝るための広い内部を持っていることが絶対条件。 「そんなの大きいクルマを買えば良い」、「キャンピングカーを買えば良い」なんて言葉が出てきそうですが、一介のサラリーマンである筆者としては、大きなクルマを維持するだけの財力はありません。 そこで、軽車両で良いものを調べてみると、車中泊に適していると言われているのは主に以下のクルマ。 HONDA「N-VAN」 SUZUKI「エブリイ」、「スペーシアベース」 日産「NV100」 ダイハツ「アトレー」、「ハイゼットカーゴ」 三菱「ミニキャブバン」 スバル「サンバー」 このラインアップでわかるとおり、俗に言う商用車(運送業で主に使われる車両)が多いです。運送用に特化した車両のため、荷台(後部座席)が広めに作られていることが特徴。 広い荷台スペースがあり、後部座席を倒すとフルフラットになる点も車中泊にぴったりです。多くの車中泊好きから愛されている車両たちです。