〝花の海〟ヒマワリ開花 三重・多気 上出江の地域住民育てる
三重県多気郡多気町上出江の上出江ひまわりの会(小山ますみ代表、18人)が同所で育てている500本以上のヒマワリが見頃を迎え、通学中の児童や道行く人の目を楽しませている。 花が咲いているのは相続放棄や財産放棄で10年以上所有者不在の田や畑だった土地。同地区には計約7千平方メートルあり、毎年夏になると背の高い雑草が生い茂り、マムシやダニなども発生。通学路でもあるため危険視する声も上がる中、有志で年1回草刈りをしてきた。そこで昨年から、通学路に面した約千平方メートルに国の多面的機能支払交付金を使ってヒマワリを育てている。 品種はサンリッチヒマワリのパイン、バナナ、レモンと、ミニヒマワリと、マリーゴールド。今年は4月下旬に会員をはじめ地区の子供らも参加して種をまきや、草取りなども一緒にしている。 見頃は7月10日ごろまで。13日には耕して、コスモスの種を植える。 小山さん(70)は「きれいに咲きましたので、見に来ていただけるとうれしいです」と笑顔で話した。