ラーメン屋の前に「冷凍食品の自動販売機」があるのをよく見かけます。どういう仕組みで稼げるのですか?
近年、さまざまな場所で冷凍食品の自動販売機を見かけます。ラーメンやパンなどのほか、生肉や魚介類を扱う冷凍自販機もあるようです。冷凍食品の自販機は、店舗や施設に設置することで売り上げを立てられますが、どのような仕組みになっているか気になる方もいるでしょう。 今回は冷凍食品の自販機事業について、その仕組みやかかる費用を解説します。
冷凍自販機事業(ビジネス)とは?
冷凍自販機ビジネスとは、おもに飲食店を営む方が冷凍自販機を使い自社商品を販売する方法です。また、飲食業でなくとも食品を販売したい企業が導入するケースも見られます。ここでは、冷凍自販機ビジネスの仕組みを紹介します。 ■自販機はリースか購入で入手して売り上げを目指す 冷凍自販機は業者から自販機をリースで借りたり、購入したりして自分の店舗に設置し、自社商品を販売する方法です。一般的に、リースの場合は月額使用料、購入の場合は数十万円から数百万円とコストがかかるため、個人で行うよりも法人で行うケースがほとんどです。 なお、冷凍自販機は自社商品の扱いだけでなく、冷凍自販機の卸売業者から商品を購入し、販売する方法もあります。商品や販路さえ手配できれば、飲食店を経営していない方でも始められるビジネスといえるでしょう。 冷凍自販機事業を行う場合、自販機を用意する費用、商品にかかる費用がかかります。しかし、この事業を始めるにはさまざまな補助金を受けられます。 経済産業省中小企業庁によると、企業を決意した方や、ベンチャー企業の成長に果敢にチャレンジする方を応援する制度があり、支援対象であれば100万円~1000万円以下の補助金が出るようです。 ほかにも、事業・業種転換、事業再編などの事業再構築に意欲を有する、中小企業などの挑戦を支援する「事業再構築補助金」という制度もあるため該当する方は確認しておくといいでしょう。 なお、冷凍自販機を扱う業者によっては補助金の申請サポートまで行ってくれるところもあるようです。そのため、実際に動き出す際は、導入時のサポート内容を一貫して依頼できる業者選びが欠かせません。