【玉野競輪・GⅢひろしまピースカップ】若きオールラウンダー伊藤旭が連勝で準決進出「今回はしっかり勝ち上がる」
広島競輪の大阪・関西万博協賛G3「開設72周年記念 ひろしまピースカップ」は13日、2日目を開催し二次予選が行われた。6Rでは伊藤旭(24=熊本)が同期対決を制し、連勝で準決へコマを進めた。 まくり2連発のピンピンで準決に勝ち上がった。6Rは別線の先頭が道場晃規、石原颯という同期の2人。「同期というのは特に意識することなく」と前置きしつつ「石原さんは学校の時に同じ班でやられっぱなしだったので倒せてよかった。疲労は少しあるけど自転車とかは問題ないです」。石原の先行をとらえたことを満足げな笑顔で振り返った。 タテの切れ味を前提に、きっちり位置を取り切るスタイルも定着。現状は「展開に恵まれて点数があるけど脚をつけていかないと」と自己分析しながら「俺に(同期の町田)太我の先行をしろって言われても無理ですから(笑い)。でも、あれくらいの先行ができたらな~」。先行も強力な自在派が究極の目標なのかもしれない。 11月四日市記念ではファイナル進出も10月京王閣、7月別府では二次予選敗退だったことから「二予で飛ぶことも多かったし、今回は準決、決勝と勝ち上がって成績を上げたかった」と戦前から意識も高かった。 「1、1着なので、あとはラインで決められれば」。準決11Rは番手の山田庸平とともに2人分の決勝切符をつかみ取る。
東スポWEB