東京サンゴリアス vs. 三重ホンダヒート

ディビジョン1（D1）のレギュラーシーズンはあと4試合。いよいよ終盤戦だ。

4月13日（土）は東京・秩父宮で、4強プレーオフ進出へ勝利を重ねたい3位東京サントリーサンゴリアス（勝点43／9勝3敗）が、入替戦を回避したい11位三重ホンダヒート（勝点5／1勝11敗）を迎える。

ホストのサンゴリアスは今季9勝を上げているが、大逆転勝利も多く、ジェットコースターのようなシーズンだ。

実に12試合中8試合が10点差以内。D1の実力差は確実に縮まっている。トップリーグ優勝5回、リーグワン準優勝1回のサンゴリアスでさえ4強進出は大きなチャレンジだ。

だからこそ前節コベルコ神戸スティーラーズ戦の勝利（36－27）は大きかった。

プレーオフ進出を争う暫定5位との対決で、SH流大のチーム公式戦100キャップを祝う9勝目。5位スティーラーズとの勝点差は9に拡がった。

「今日は『ステイ・ハングリー』というテーマを掲げていた選手たちの『流を勝たせる』という思いが、一つひとつのプレーに出ていました。負けてはいけない試合が続くので、プレーオフ・トーナメントを目指してベストを尽くしていきます」（サンゴリアス、田中澄憲監督）

惜しむらくは後半41分、簡単なトライを許して試合を終えたことだ。

「ラストワンプレーでトライを取られたのは僕らの甘さ。そのせいでボーナスポイントも消えました。僕自身もっと厳しい目でチームをリードしていきたいと思います」（サンゴリアス、HO堀越康介キャプテン）

　

迎える今節、大台の10勝目をめざすメンバーは、前節から先発3名（FW2名、BK1名）を変更。

フランカーに箸本龍雅、ナンバーエイトにタマティ・イオアネ。バックス唯一の変更はチェスリン・コルビに替わり江見翔太が入っている。

かたやD1今季初参戦のヒートは、ここまで11敗。

唯一にして記念すべきD1初勝利は第10節。最下位・花園近鉄ライナーズから奪った1点差（20－19）の勝利だ。