【RIZIN】2年4カ月ぶり復帰戦で“どこでも戦える”昇侍に、所英男戦のKO負けから再起のヒロヤ「早い段階でああいう負け方をして良かったと思えるように」、倉本大悟「新しい風を吹かせたい」
柴田MONKEYとのフライ級サバイバル戦に向かうヒロヤ「寝技を警戒」
一方、2023年大晦日に修斗二階級王者・新井丈に2R TKO勝ちも、2024年7月に所英男に1R KO負けで2年ぶりの連勝ならなかったヒロヤは、今回の名古屋大会で再起戦となる。 「減量時のお気に入り」という6パックの腹筋を披露し、「いい感じです」と笑顔を見せたヒロヤは、前戦の苦い敗戦を「格闘技の神様が教えてくれた。早い段階でああいう負け方をして良かったと思えるように、今は切り替えています。絶対に強くなっていると実感しているので、それを証明するだけ」と、糧となっていると語る。 フライ級では、日本3トップの堀口恭司、扇久保博正、神龍誠のほかにも、海外強豪選手が多数参戦。 ラマザン・テミロフこそUFCに移籍したものの、元UFCのジョン・ドットソンを筆頭に、南アフリカ二階級王者エンカジムーロ・ズールー、BTC王者トニー・ララミー、ダゲスタン戦士のアリベク・ガジャンマトフ、韓国イ・ジョンヒョンらがRIZINマットに来襲し、2025年に企画される「フライ級GP」に向けたサバイバル戦に向かう。 そのなかで、柴田“MONKEY”有哉との日本人同士の生き残り戦に臨むヒロヤは、「相手は寝技がトリッキー、警戒すべきところは寝技」と言い切り、その対策は万全であることを語った。 同門の先輩・前RIZINバンタム級王者の朝倉海(JTT)が、12月7日(日本時間8日)のUFC初参戦で、いきなりフライ級王者のアレッシャンドリ・パントージャに挑むことも発表され、同階級として海とも練習を行っている。 ヒロヤは海との練習を「本当についていくのに必死ですね。自分も最高の試合します。応援お願いします」と、自身の勝利を持って、バトンを渡したいとした。
倉本大悟、ギョンピョは「越えて行かないといけない相手」
RIZIN初参戦でライト級(71.0kg)で韓国の強豪キム・ギョンピョ(Redhorse MMA)と対戦する倉本大悟(JTTM)。 公開練習では、二段蹴りやサッカーボールキックなど、RIZINルールに適応した姿を見せた。 倉本は極真空手、柔道をバッボーンに、建設系の会社に勤めながら、21年9月『BREAKING DOWN 2』でにっけんくんを46秒 KO。2022年9月にDEEPでプロデビューすると、現在破竹の5連勝中だ。 対するギョンピョは韓国ROAD FCなどで活躍し、2023年4月にRIZIN初参戦すると、宇佐美正パトリックにRNCで一本勝ち、11月にはアゼルバイジャンでトゥラル・ラギモフを1R 21秒でパウンドアウトして見せた。2024年6月にスパイク・カーライルに3R 一本負け。RIZIN初黒星を喫した。 ◆倉本「僕は打撃で行く」 「半年ぶりの試合なので減量もいつもよりいい調子で絶好調です。(ギョンピョは)映像を見ているとオールラウンダーだと思う。僕は打撃で行くので、相手は多分タックルとかしてくると思います。いずれはこれを越えて行かないといけない相手。今回もいつかはやりたいなという感じでした。この階級は日本人選手が結構少ないので、新しい風を吹かせたいと思います。 あと二つくらいでタイトル(挑戦)に行けるんじゃないかと。ここで勝てば、結構上位に行けるので、スパイク・カーライル選手とか、ルイス・グスタボ選手とかとやれたらと思います」
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