イーサリアムETFはビットコインETFよりも大規模になる可能性がある:ヴァンエク
ヴァンエクがビットコインETF手数料を割引
傘下に68以上のETFを抱えるヴァンエクは今週、自社の現物ビットコインETF、HOLDの管理手数料を0.2%から0%に一時的に引き下げた。0%は2025年3月まで、または運用資産が15億ドル(約2250億)を超えるまで維持される。 ヴァンエクのデジタル資産商品担当ディレクターのカイル・ダクルーズ(Kyle DaCruz)氏は、「当社は当初短期間の手数料免除を行わなかった数少ない会社の一つだ。最初から低料金にすることに非常に積極的に取り組んでおり、私は常にそれが適切な水準だと考えていたが、当社の考えはETFローンチの過去の事例で短期間の手数料免除がそれほどうまくいかなかったということだと思う。率直に言って、それによって少し混乱する可能性があり、その仕組みについて透明性が欠けていることもあるかもしれない」と述べた。 ダクルーズ氏は、「しかし、当社は投資家の声に耳を傾け、それが市場の投資家にとって重要であることは明らかだったので方向転換した。相対的に、当社はより良い取り組みをしたいと考えており、手数料免除もその一環だ」と説明した。 これまでのところ、この行動は明らかに成功している。発売から今週の手数料引き下げまでの約2カ月でHODLは約4300BTCを集め、運用資産は3億ドル弱に達していた。それ以来数日で7200BTC以上、運用資産5億2700万ドル以上に膨れ上がった。 これにより、HOLDは9つの新しい現物ビットコインETF(グレイスケールのGBTCを除く)の中で運用資産5位に入るようになった。HOLDよりも上位にあるのはブラックロック(BlackRock)、フィデリティ(Fidelity)、ARK/21シェアーズ(ARK/21Shares)、ビットワイズ(Bitwise)の4社で、インベスコ/ギャラクシー(Invesco/Galaxy)、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)、ヴァルキリー(Valkyrie)、ウィズダムツリー(WisdomTree)よりは上位にある。 現在、ヴァンエクの運用資産のうち暗号資産はわずか約1%だが、ヤン・ヴァンエク(Jan VanEck)CEOはその数字をもっと大きくしたいと考えているとカナデ氏は述べた。ヤンCEOの目標は、将来的に暗号資産を運用資産ベースで15%にすることだという。 |翻訳・編集:林理南|画像:Shutterstock|原文:Ether ETFs Could Be Bigger Than Bitcoin ETFs, Says VanEck
CoinDesk Japan 編集部