大越健介氏 渡辺恒雄氏追悼 晩年にロングインタビュー「圧倒的なオーラとともに茶目っ気を感じさせる人」
大越健介キャスター(63)が19日、「報道ステーション」(月~金曜後9・54)に生出演し、この日午前2時、肺炎のため98歳で死去した読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏を追悼した。 【写真あり】長嶋茂雄氏、訃報に衝撃「何が起こったのか…」 番組冒頭に「戦後、日本政治の最後の生き証人でした。辣腕(らつわん)の政治記者として、そして新聞社のトップとして、昭和から令和を駆け抜けた激動の人生」と語った。 大越キャスターはNHK時代の20年3月に渡辺氏に単独インタビューしたこともあり「2019年から21年にかけて計8回、のべ10時間以上にわたって、渡辺恒雄さんにロングインタビューいたしました。この仕事が私のNHK記者としての最後の大仕事となりました」と説明。 「私も政治記者をやっていて、お互いに握り合うものがあって、世に出すと信頼関係が崩れるかもしれないと思いでずいぶん悩んだことがありますけど、渡辺さんはいざっていう時に、自分はいずれ全部書いてやるという、そういう気迫みたいなものを記者として持っていらした方」とした。 また、「私は晩年、ロングインタビューをする機会に恵まれたのですが、圧倒的なオーラとともに、どこか茶目っ気を感じさせる人でもありました」と振り返った。