デイジー・リドリー主演の「スター・ウォーズ」新作映画、脚本家が降板したと報じられる

デイジー・リドリー主演の「スター・ウォーズ」新作映画、脚本家が降板したと報じられる

シャルミーン・オベイド＝チノイが監督し、デイジー・リドリーが主演する『スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け』の続きを描く新作映画は、脚本家を失ったようだ。『ピーキー・ブラインダーズ』のクリエイターとして知られるスティーヴン・ナイトが降板したと報じられている。 「Star Wars -- Sharmeen Obaid-Chinoy Project」画像・動画ギャラリー Varietyは、ナイトがプロジェクトを離れ、ディズニーが後任候補と積極的に話し合いを行っているところだと伝えている。ナイトは、当初脚本を担当する予定だったデイモン・リンデロフとジャスティン・ブリット＝ギブソンが降板したあと、2023年3月にプロジェクトへ参加していた。 今回の降板によって、現在タイトル未定である本作の製作開始は、早くても2025年に入ってから数カ月後になるだろうとVarietyは伝えている。「スター・ウォーズ」の新作映画には、2026年12月16日と2027年12月17日の米国公開日が確保されているが、前者の日程に間に合う可能性は低く、後者の公開日となるのではないかと予想される。 この映画について現在知られている情報はほとんどないが、「スカイウォーカーの夜明け」の15年後を舞台とし、リドリー演じるレイ・スカイウォーカーがジェダイ・オーダーを再建する姿を中心に描かれることは明らかになっている。リドリーは2023年11月、本作が予想していたものとはまったく違う「本当にクールな」映画だと言っていた。 次に公開される予定の「スター・ウォーズ」映画は、ドラマ『マンダロリアン』シーズン3の続きを描く『The Mandalorian & Grogu（原題）』。数多くのプロジェクトの中で、タイトルと公開日が具体的に決まっているのはこの作品のみだ。米国での公開予定日は2026年5月22日となっている。 前述の通り、ディズニーが確保している2026年と2027年の公開日にどの作品がリリースされるかについてはまだ発表されていない。「スカイウォーカーの夜明け」の続きを描く映画が2026年公開だと予想されていたが、その可能性は低くなったため、次にどういった動きとなるかは再びわからなくなっている。 2026年に公開される可能性のある作品としては、『LOGAN／ローガン』や『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のジェームズ・マンゴールド監督による新作、あるいは、デイブ・フィローニが『スター・ウォーズ：アソーカ』や『マンダロリアン』といったドラマシリーズの集大成として手がける映画などが考えられる。 『マイティ・ソー バトルロイヤル』や『ソー：ラブ&サンダー』のタイカ・ワイティティ監督も「スター・ウォーズ」映画に取り組んでいるところだが、進捗は遅く、公開は2030年頃になるのではないかと見られている。『デッドプール＆ウルヴァリン』のショーン・レヴィ監督が手がける映画も同様の状況だが、7月に脚本家の起用が報じられた。 『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督による三部作映画も発表されていたが、開発は進んでいない。「ワンダーウーマン」のパティ・ジェンキンス監督による映画『Star Wars: Rogue Squadron（原題）』も発表後、「ワンダーウーマン」第3作の制作のため中止に。しかし、その「ワンダーウーマン」第3作がキャンセルとなり、ジェンキンスは「スター・ウォーズ」の脚本の執筆に戻っていると述べており、『Star Wars: Rogue Squadron』の制作が再開されるのではないかとの期待が高まっている。