「ゴジラ-1.0」でアカデミー賞の山崎貴監督「地元の賞は親が喜ぶのが一番」、「北斗の拳」の武論尊さん、「空飛ぶ茶室」の藤森照信さんの3人に信毎賞
信越放送
様々な分野で著しい功績を挙げた長野県の関係者に贈られる「信毎賞」の贈呈式が5日、長野市で行われました。 【写真を見る】「ゴジラ-1.0」でアカデミー賞の山崎貴監督「地元の賞は親が喜ぶのが一番」、「北斗の拳」の武論尊さん、「空飛ぶ茶室」の藤森照信さんの3人に信毎賞 31回目の信毎賞に選ばれたのは、コンピュータグラフィックスなどを活用した高度な映像表現、いわゆる「VFX」の分野で海外からも高い評価を受ける松本市出身で映画監督の山崎貴(やまざきたかし)さん。 魅力あふれる住宅や茶室を国の内外で設計し、建築界に影響を与えている、茅野市出身の建築家で、東京大学名誉教授の藤森照信(ふじもりてるのぶ)さん。 そして、出身地の佐久市で漫画塾を開設するなど後進の育成にも尽力する、漫画「北斗の拳」の原作者武論尊(ぶろんそん)さんの3人で、信濃毎日新聞社の小坂壮太郎(こさかそうたろう)社長からブロンズ像などが贈られました。 山崎監督: 「やっぱり地元の賞というのはうれしいものでして、一番いいのは親が喜ぶっていうのが本当大きいんですよ」 映画「ゴジラ-1.0」で今年、アジア作品として初めてアカデミー賞の視覚効果賞を受賞した山崎監督。 VFXの技術で描いたのは、街を破壊する凶暴なゴジラの姿と、戦争の恐怖です。 そこには、不戦の思いが込められています。 山崎監督: 「戦争当時の話っていうのを直接聞いた世代の本当に終わりの方に僕らはなってしまうんで、何か昔起きたおとぎ話のようになりつつある時代だなと思うので、もっと具体的に生々しいもので戦争の悲惨さみたいなことを、ちゃんと視野に入れてこれから映画を作っていかなきゃいけないんじゃないかなっていうふうには思いましたね」
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