トヨタ「パブリカスターレット」デビュー。ヤリスのご先祖様は2代目パブリカのスポーティな上級モデルとして登場【今日は何の日?4月11日】
スターレットからヴィッツへ、そしてヤリスに進化
単独ネームとなったスターレット(2代目パブリカスターレット)は、クーペからハッチバックに変身し、ここから実質的にスターレットの歴史が幕開けることになる。その後スターレットは、エントリーモデルから“カットとびスターレット”と呼ばれたスポーティなモデルまで多彩なバリエーションにより、広い層に支持されてトヨタ・コンパクトカーの看板モデルとなった。 そして、スターレットは5代目を最後に1999年に「ヴィッツ」へバトンタッチ。引き継いだヴィッツは、世界のコンパクトカーを変えたとまで言われた大ヒットモデルになり、さらに2020年には「ヤリス」となって、現在も高い人気を誇っている。すべては、パブリカスターレットから始まったのだ。 パブリカスターレットが登場した1970年代は、クルマが普及し大衆車でもユーザーの目が肥えてきた時期だった。パブリカからパブリカスターレット、そしてスターレットへの移行は、市場の上級化志向に応える必然の進化だったと言える。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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