「あれ? エンジンがかからない」そんな時こそ焦らず慌てず確認すべき5カ所
意外と多い、操作ミスや思い込み
何カ月も動かしていないバイクに乗ろうとしたらエンジンがかからない……そんな場合は様々な原因が考えられます。バイクショップにお願いして点検と整備、修理しなければ復活できず、むしろ簡単にエンジン始動できるケースの方が少ないかもしれません。 【画像】エンジンがかからない原因を画像で見る(12枚)
それとは別に、普通に走っていたのにパーキングに停めて休息したり、用事を済ませて再び走ろうとしたら、なぜかエンジンがかからない! というケースがあります。 すると「ドコが壊れたんだろう!?」と大いに焦りますが、じつは故障したのではなく、ちょっとした操作ミスや思い込み、もしくは軽微なトラブルの場合も少なくありません。慌てずに、まずは「安全装置」の系統からチェックして行きましょう。
5カ所チェックすればエンジンがかかる……かも
まずはメインキーがONの位置になっているか確認します。少し以前のバイクだと、メインキーに「P(パーキング)」がある車両も多く、キーがPの位置になっているとエンジンはかかりません。なので、いま一度キーの位置を確認したり、とくに雨天後等はメインキーの内部で接触不良を起こしている場合もあるので、何度かONとOFFを繰り返して見ましょう。
次にチェックするのは、ハンドル右側の「キルスイッチ」が「ON(RUN)」になっているか。これは自分で切った(OFFにした)つもりが無くても、駐車中にイタズラされたり、ミラーにかけたヘルメットが当たってOFFになっている可能性もあります。 近年のバイクはキルスイッチがOFFになっているとセルボタンを押してもセルモーターが回らないのが主流ですが、旧いバイクの中にはセルモーターは回るのにエンジンがかからない(点火プラグの火花を飛ばさない)タイプもあるので要注意。気づかずにセルを回し続けると、バッテリーが上がったり点火プラグがガソリンでカブって、本当に始動できなくってしまいます。 ギアが「N(ニュートラル)」に入っているかも確認しましょう。ニュートラル以外だとクラッチレバーを握らないとセルモーターが回りません。