包丁突きつけ「お前刺すぞ」、少年野球指導者に猶予判決
指導する少年野球チームの選手らを脅したり殴ったりしたなどとして、暴力行為等処罰法違反と暴行の罪に問われた野球指導者の男（43）の公判が15日、大津地裁であり、大嶋真理子裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年（求刑・懲役1年6月）の判決を言い渡した。 【写真】大津地方裁判所
判決によると、男は滋賀県近江八幡市のスポーツ施設で合宿中だった5月11日夜～12日朝、酒を飲んで男子中学生2人に対し、顔や腹を数回殴ったり、包丁を突きつけて「お前ほんま刺すぞ」と脅したりするなどした。 大嶋裁判官は「脅迫態様は、包丁を示しながら『殺す』などの文言を用いた苛烈なもの」と指摘。一方で、謝罪の意を示し、飲酒しないことを約束したことなどから執行猶予とした。
